なお

エージェント・カーター シーズン1のなおのレビュー・感想・評価

4.0
『エージェント・オブ・シールド』の長き旅を終え、お次はある一人のエージェントの活躍を描くドラマシリーズの世界へ。

舞台は1946年、戦後間もないニューヨーク。
第二次世界大戦という人類史上最大の戦争を経て、世界はかりそめの平和と秩序を手に入れた。

しかし「光あれば影あり」。
平和を脅かそうとする新たな魔手から世界を守るため、敏腕エージェント、ペギー・カーターが立ち上がる。

✏️私の仕事は───変わった。
MCUの"BIG3"キャプテン・アメリカが唯一愛した女性、そして近年のMCU作品でも度々その姿を見かける機会の多いペギー・カーターの活躍を追うドラマ。

『エージェント・オブ・シールド』と違い今から70年以上も前のアメリカが舞台であるため、最新のメカや正体不明謎の宇宙人が登場する、といったような展開こそなけれど、平和を脅かす黒幕を追う正義のエージェント…というプロットはやはり緊迫感と迫力十分。

この第1シーズンで特徴的なのは、カーターが所属する秘密組織「戦略科学予備軍(SSR)」にて、カーターが当初あまりいい扱いを受けていないということ。

カーターの日々の仕事といえば、電話番、ランチの予約、帳簿の整理…
現代であれば軽くその組織のコンプライアンスを疑われる人事がまかり通る時代。

「現場に立つなんてとんでもない」「女に何ができる」
職場の男たちにそうささやかれながら、カーターは秘密裏に現場の最前線に立ち、事件を華麗に解決に導いていく。

トニー・スターク/アイアンマンの父、ハワード・スタークの執事である、エドウィン・ジャーヴィスとの名(迷?)コンビっぷりも本作の見どころ。
てか、アイアンマンに搭載されてる人工知能「J.A.R.V.I.S.」ってこのジャーヴィスが由来だったのねん。知らなかった。

この二人の名コンビが織り成す会話劇を中心にクスッと笑えるシーンも多数あり、ウィットに富みつつも迫力満点のアクション・ドラマを楽しめた。

☑️まとめ
第1シーズンは全8話、テンポ良くサクサクと視聴が可能であり、MCU知識がそこまでなくとも素直にドラマ自体を楽しめる親切なつくり。

既に第2シーズンの視聴を開始しているけど、個人的に気になるのはカーターとスーザのロマンス。
一体どう転ぶのかしら…

<作品スコア>
😂笑 い:★★★★☆
😲驚 き:★★★★☆
🥲感 動:★★★★☆
📖物 語:★★★★☆
🏃‍♂️テンポ:★★★★☆
なお

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