にゃん

着飾る恋には理由があってのにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

着飾る恋には理由があって(2021年製作のドラマ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

よくある"一人暮らしと思ったらルームシェアだった"展開パターンから始まり、ずっと好きだった人がいたけれど、そこのルームメイトといい感じになる展開はちょっとありきたりだったかなぁ。少女漫画が原作かと思ったけどそうではないのですね。

最終話、
7年間社長への片想いを原動力に仕事もお洒落も頑張ってこれました、とトルコへ向かおうとする社長に真柴がいうシーン。その真柴の言葉に対して"ひとつ間違ってることがある。片想いじゃなかったよ。"とだけ言って去って行く社長がものすごくかっこよかった!俺も好きだった、とか、両思いだったよ、とかじゃない、"片想いじゃなかったよ" なんだか凄く好きな言い回しでした。

ストーリー
1
広報課で働きながらインフルエンサーとして活躍している真柴くるみ(川口春奈)。想いを寄せる葉山社長(向井理)のため「憧れの存在」になろうと日々努力している。ある日マンションを追い出された真柴は、香子(夏川結衣)のマンションに住ませてもうらうことに。表参道のマンションで優雅な一人暮らし!と思いきや…料理人でミニマリストの駿(横浜流星)、陽人(丸山隆平)、羽瀬(中村アン)たちとのルームシェアだった。

2
インフルエンサーとして活躍する真柴くるみ(川口春奈)は、7年間片想いし続けた会社の葉山社長(向井理)の突然の辞任と行方不明によって失意の中に。そんな真柴を励まそうと、シェアハウスのメンバーの陽人(丸山隆平)が、お花見に誘う。すると、駿(横浜流星)、羽瀬(中村アン)、香子(夏川結衣)もなぜか参加することに。お花見当日、真柴の仕事に思わぬトラブル(社長の解任をタイミングみて発表しようとしていたが情報が流出しネットが荒れる騒ぎ)が発生してしまい..花見に参加出来ないことに。仕事が終わったのはすっかり夜で、待っていてくれた駿と共に真柴は家で花見をすることに。桜は羽瀬が花見の時に描いていた桜の木の絵。お酒を調達しようと冷蔵庫に向かった2人は雰囲気に飲まれてキスをしてしまう。

4
インフルエンサーの真柴くるみ(川口春奈)は、一緒に出かけたキャンプで、駿(横浜流星)から告白をされた・・・と思っていたのに、毎日顔を合わせるからこそ、駿の『それっぽい』言葉に振り回されてモヤモヤが募る。一方、同じシェアハウスで暮らす羽瀬(中村アン)が急な体調不良を訴え、これがオンラインカウンセラーの陽人(丸山隆平)や、シェアハウスのオーナー香子(夏川結衣)を巻き込み妊娠したんじゃないかと大騒ぎ。相手は結婚を控えた職場の男性だった。検査薬を使うも幸い妊娠はしていなかったのだった。

5
お互いの想いを確認し合った真柴(川口春奈)と駿(横浜流星)。真柴は皆にバレないように駿をデートに誘うも、駿からの提案はこうじの散歩。恋人らしい特別感が欲しい真柴と、変化を望まない駿…真柴はお互いの価値観の違いに不満と不安を募らせる。一方、陽人(丸山隆平)は、相談者の舟木(黒川智花)からの相談回数が増えていることを心配していた。そんな矢先、
駿のキッチンカーを訪ねた舟木がキッチンカーに立て篭もり陽人と話すことを要求してくる。舟木は無事陽人と話し自分らしい生き方をしていくと決心し陽人と別れるのであった。
一方真柴は、陽人と話す駿が真柴との事を"ただのお隣さん"だと言っているのを聞いてショックを受け部屋に逃げてしまう。しかし話には続きがあり、駿は真柴の中に社長・祥吾がいるうちは恋人のような事は言えないと考えていたのだった。

6
目を覚ますと、駿(横浜流星)の隣で祥吾(向井理)が寝ていた。
この珍客に一番反対すると思った駿が、意外にも祥吾を快く受け入れたことで、駿のことが益々わからなくなる真柴(川口春奈)。
真柴は祥吾との距離が近づいていく一方で駿との心が離れていく。
一方、陽人(丸山隆平)は羽瀬(中村アン)が自分をさけているのを気にしていたが、二人の間に思わぬ(羽瀬が突然陽人にキスをして立ち去る)アクシデントが。
そして真柴は駿に"社長じゃなくて貴方が好きだ"とハッキリ伝える。駿もこれで真柴のことを真っ直ぐに愛せるかと思いきや、駿はそれでも尚(きっと真柴のことが好きな)社長と真柴の事を心の中では応援しているのだった。

7
真柴(川口春奈)は駿(横浜流星)の後押しで、故郷・初島へ向かう。 真柴はランプ工房を訪ねるが拒否され、落胆する。 そんな中、祥吾(向井理)が初島へ!真柴の母・すみれ(工藤夕貴)は二人の仲を疑う。
一方、駿は自分のせいで閉店した店が営業を続けていると知り、後悔に苛まれる。さらに陽人(丸山隆平)は羽瀬(中村アン)に思い切って気持ちを尋ねる。"私が好きなのは陽ちゃんだから"の言葉に陽人は羽瀬を抱きしめる。
また、真柴は祥吾と共に初島での時間を過ごすも、そこへ駿がしれっと会いにくる。真柴の母親含め一緒に食事をしたり時を過ごすうちに真柴の事を語る駿の雰囲気に、娘の好きな人は駿だと気づき"娘をよろしくお願いします"と託すのだった。

8
駿(横浜流星)は、以前勤めていた店のオーナーの娘でもあり、元カノ葉菜(山本千尋)に店に来るよう言われ動揺する。
真柴と駿の関係を知った香子(夏川結衣)は二人にレストランデートをプレゼント。デートを心待ちにする真柴と、以前の店に戻るか苦悩する駿。すれ違う日々に真柴の不安な様子を見かねた祥吾が動き出し、レストランの時間に間に合わない駿の代わりに社長が待ち合わせ場所に駆けつける。そして真柴と駿の関係に大きな変化がおこることに。
一方、陽人(丸山隆平)は、羽瀬(中村アン)に自分の正直な想いを伝える。

9
真柴(川口春奈)と駿(横浜流星)二人で出掛けるはずのレストランデートだったが、駿は時間に間に合わず、真柴は祥吾(向井理)と行くことに。一方の駿は、二人を見て、なぜか追いかけられず途方に暮れていた。
そんな中、真柴は投稿したある写真(盗作疑惑のブランドのバックを紹介している)がきっかけでSNSが炎上してしまう。
さらに、駿に店を任せたいという話しが上がり心は揺れ動く。

10 最終話
真柴(川口春奈)はSNSが炎上し、仕事に迷いが生じていた。そんな真柴を見かねた祥吾(向井理)は"自分が今出来ることをしろ"と救いの言葉を掛ける。真柴は地元で見つけたシェルランプを売る事を提案するが今は出来ないと会社に延期とされる。今発信したい真柴は会社を辞めてバイヤーになる決意をする。新しく開設したインスタで紹介したところ、有名なデザイナーが紹介してくれそこで一気に火がつく。真柴は夢へ一歩近づいたのだ。
一方、駿(横浜流星)は北海道で店を任せたいという提案を受け、心が揺れ動いていたが夢への一歩を踏み出した真柴に影響を受け、今の職場を辞めてキッチンカーで全国のレストランがない地域を回りたいという気持ちに正直になる決意をする。
陽人(丸山隆平)からの突然のプロポーズに戸惑う羽瀬(中村アン)は絵を諦めて新しい人生を進もうとして作品をゴミへ出すも後悔し追いかける。しかし時遅く間に合わなかった、と思いきや陽人が回収してくれていたことで陽人への気持ちが固まり結婚を決める。
礼史(生瀬勝久)から復縁を求められた香子(夏川結衣)だったが、陽人と羽瀬が結婚し家を出て行くことで少し寂しさを感じ、礼史とは少し打ち解け友達以上家族未満の関係になる選択をする。
一方社長は真柴がシェルランプを売ることが出来る様に、実店舗以外断固拒否していた売主と水面下で交渉を続けており、ランプを譲ってくれることになった為に一仕事終えた、と新たにトルコへ旅立つ事を決める。
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