こんな顔をしてたんだの巻

人生の岐路に立ち合う理髪店のお話
凄く良かったです
丁寧に作られた雰囲気空気感を纏った空間の中で重ねていく会話、紐解かれる過去の出来事と店主と客という立場から少しづつ変化していく関係性
柄本明の察した仕草や表情抜群すぎて、その後のやり取りはもう泣けます
藤原季節の受けもなかなか良かったです

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• #2023じ

「床屋は時々
人様の人生の岐路に立ち会う」


人生のやるせなさと、
“家族”について
しみじみと考えさせられた作品でした。


たまたまBSプレミアムで見つけて、
息子が原作小説を読んだと言っていたのと(私は未読です)
キャストの藤原季節くんと眞島秀和さんに惹かれて録画しました。



海の見える、
人を避けるようにぽつんとある
小さな理髪店。

若い人が行きそうにない、
昔ながらの理髪店に
ある日、ひとりの若者がお客さんとしてやってきた。

その理由とは…


店主の理容師は訳ありで、
この青年の髪を切りながら
自らの人生について語り始める。


観ているうちに、
この青年と店主の関係がなんとなく見えてくるのですが、
二人とも気付かないフリをしている。



ワンシュチュエーションで難しい役所なのに、表情と眼差しで表現する
藤原季節君の演技が素晴らしかったです。
こういう役、本当に上手いなぁと思いました。


自分語りをする榎本さんの
燻銀のような味のある演技は言うまでもないです。
シーンが切り替わって刃物(カミソリ)を持って無表情で立っている榎本さんは、
凄みがあって怖かった💦
思わず、最悪の事態になるのでは！！
と思ってしまいました笑


人生はきっとやり直せて、
ひとりで生きているつもりでも、
誰かと関わり、誰かがいつも見ている。

• #藤原季節

映画だと思い探しても無くて
単発ドラマだと今知った

まるで舞台を見ているような臨場感があり開始数分で掴まれてしまった

タクシードライバーのような語りかけだった
怖い表現が出てきた瞬間 理髪店では自分の背後を預けているのだという事を初めて意識した

柄本明さんは独特な解釈でお芝居をするけれど、どんな役の愛や狂気、親切や裏切りなどがしっかり伝わる
でも、一緒に深いところまで引きずり込まれる圧力を感じる

それも気持ちいいけれど

場面ごとに美しい画集を見ているようなお洒落な構図と色なのだ

いいドラマだった