中村屋酒店の兄弟の作品情報・感想・評価

中村屋酒店の兄弟2018年製作の映画)

上映日:2020年11月21日

製作国:

上映時間:45分

4.1

あらすじ

「中村屋酒店の兄弟」に投稿された感想・評価

kiita

kiitaの感想・評価

-
わぁ一馬
兄ちゃーん
の物語

是非藤原季節くん目的で観たけど
白磯大知監督 初監督作品でこれは凄いよ

ラストの一馬を見送る兄ちゃん
二人の表情と抜きかたがたまらず
ぼうぼう涙が出てしまった

「三兄弟の末っ子を見守りにきました」という控えめな舞台挨拶回で
この作品を映画祭で評価した監督達の解説がものすごく分かりやすくて
理解が深まった

コロナ延期があったから実現した
前日談、本編、ドキュメンタリーの構成が良かった

ゆれる
を観たときに
中村屋酒店の兄弟がうかんだんだよね
のさりの島にも通ずるものがあって

期間限定じゃなく、広がって欲しかったな
yuki

yukiの感想・評価

4.0
「ミセス・ノイジィ」で、いやぁな夫を演じていた長尾卓麿が今作では弟を思うやさしい兄を演じている。

弟を演じる藤原季節を観たいと思って、一夜限りの上映会に馳せ参じたけれど、長尾さんの、一見、感情の揺れは見えないけれど、静かにその揺らぎを堪えているような表情が瞼に残る。

毎日、世話をしている兄が母からは親切なヘルパーさんと思われていて、久し振りに帰省した弟を目にしたら一瞬で覚醒する。
きょうだいの不条理。私も上きょうだいだからか。
要領が良く親からも可愛がられる下きょうだいが羨ましくも、ちょっと妬ましくなることもあって、それでいてやっぱり可愛い大切な存在であることを折に触れ痛感する。

伝えたいこと、伝わってほしいことほど、なかなか伝えられない。知られたくないことは呆気なく伝わるのに。
(好きという想いは簡単にはつたわらないのに「嫌い」の方は早く伝わるなぜ)
他人以上に、きょうだいはその距離が近くて遠い。
今作の感想を言葉に置き換えるのに苦心したのは心の奥に置いているきょうだいに対する思いを見ることになるからだ。

映画本編の前に聞こえるラジオドラマ(日常の風景が目に浮かぶ遣り取り)
映画本編の後に流れた実在する中村屋酒店が店を畳むまでのドキュメンタリー。
制作期間は約2年とか。この構成も絶妙で3本でひとつの作品になっていた。
これにて今年の弁セレも終了です。最終日
冒頭真っ暗なスクリーンでのラジオドラマ
中村屋酒店の息子二人
兄は酒屋を継ぎ、弟は東京に出る。
家族の関係性を音声のみで把握してからの本編
酒屋家業と母の介護の両立する兄の元に結婚予定の弟が帰ってきた。
今まで任せっぱなしだったし、彼女の了解もとっているから兄ちゃんはやりたいことをやって欲しいと告げられる。
あまりに突然の告白、今までの生活とこれからの生活
義務をとられるような。善意だけど悪意…
誰かを責めていたわけでも憎んでいたわけでもない。けど犠牲にはなっていたという自覚。
悲しくても弱音を吐かない兄。いつでも穏やかで何でも優しく受け止める兄。
良い人過ぎて浮世離れしてるけど内面の苦しさや複雑な心境にこちらまで胸がぎゅっとなる。
後半の展開に関しては予想外だったけど無理のない展開。
優しさで殺しちゃうみたいな行為を目で見るのは本当に不思議な感覚だった。
本編終了後、実際に店を閉めるという中村屋酒店さんの映像があった。
他人に尽くす人生と自分が楽しかったと思える人生
主軸はこれなんだと思ったのと同時にフィクションである本編映像よりもズシリと来た。
th

thの感想・評価

4.7
弁セレ 若手インディペンデント

インディーズて信じらない完成度

映画中の1番のシーンを間と表情で魅せられる映画はほんとに痺れるし
2人の距離感とか緊張感の表現が秀逸でスクリーンの向こうのその場に引き込まれる


実在の閉店してしまう酒屋を映画の舞台として作品の中に残すことも良かったし本編上映後に併映するのドキュメンタリーで見た実際の中村屋とフィクションの中村屋が話としては重ならないのにどこか雰囲気が地続きなのも良かった
パンチ

パンチの感想・評価

5.0
あたしはひとりっ子なんだけど
兄ちゃんってすげーのな
でもって兄弟なんよな
やばない?あのシーン
最後泣いちゃったよ

思うことは山ほどあるんだけど
どーでもいいこと書きます

髭好きなんですよまあ好きな人の髭に限るんだけども
でもでも藤原季節の髭の生え方がもだえるほどときめいてしもた
きっと今日がクリスマスイブだからなのよ
かな

かなの感想・評価

3.9
本編45分の作品の前に本編に繋がる内容のラジオドラマが10分、本編終了後に舞台となった中村屋酒店の営業最後の日を追ったドキュメンタリー付きの回を観に行きました。

門真映画祭に貼られていたポスターを見つけたのがきっかけ。タイトルからおそらく兄弟であろう2人が喪服を着てタバコをふかしている。インディーズ映画って当たりはずれあるけど、これは当たりな気がするな〜って大阪での公開を待ち続けてのシネ・リーブル梅田。センスいいなぁ、シネ・リーブルさん。

本当に45分だったの??それくらい厚みと重みがあるストーリー、映像の見せ方、会話の空気感、表情の切り取り方が繊細で丁寧。ラジオドラマから観たってのもあって2時間くらいの長編映画を観ているかのような満足感があった。

どんなことがあっても兄ちゃんは兄ちゃんだった。

ネタバレ踏まずに観てほしい作品。
なんだろうなぁ、兄妹いない自分でも泣けるのに兄弟いる人が観たらめっちゃ刺さるだろうなぁ....本当いい作品でした。イヴの夜にひとりで観に行ってよかったです。



本人が見てるから分からないけど、白磯監督。最新作つくりますか??勝手にたのしみに待ってます。
なつは

なつはの感想・評価

4.5
素晴らしかった
お兄ちゃん、弟。
兄弟という遠くて近い関係性
なんでも分かるようで、やっぱ他人で。

お兄ちゃんが苦悩してる姿
弟の最後の表情

凄かった
今年初めて田辺弁慶セレクションというものを訪れた。
若い監督にしては落ち着いた映画で好感が持てる。落ち着いた映画を作れるだけでもそれは充分に腕があると言っていい。兄弟役の2人も好演。
kなこ

kなこの感想・評価

4.1
2020.11.24
ラジオドラマから始まる映画なんて初めてでした。映画館の暗闇で約10分間、じっとして聞こえて来る家族の会話から、こんな家族なんだなって想像するのはとても新鮮だった。

藤原季節くん、エッジがきいた良い俳優さんだなと思いました。
nana

nanaの感想・評価

4.5

温かくてせつない

男同士の兄弟の気まずさと思いやり。
2人の表情が繊細で邦画らしい。
情感に訴える水っぽさの優しい作品でした。

田舎で稼業の酒店を継いだ寡黙で真面目な兄。
一見、ちゃらそうな東京に出ていった弟。

弟の帰省で変わる家族
言えない事。
聞けない事。
向き合うには少し恥ずかしさも持ち合わせてしまった大人になった2人。

老いた親と共に淡々と家族のストーリーが紡がれるかと思いきや、意外な展開にハッ🤯となり、ドキドキした。
こんな事が💦
もう、二人に言葉なんかいらない。
表情と間合い
涙が出る。

静かで優しい
でもしっかりとプロットがあり脚本、演技ともに秀逸。

綺麗事だけではない
でも綺麗な心を見せてくれる作品でした。

最初はスクリーンを暗くしてラジオ放送の会話劇からはじまり、続いて映画本編の上映。
より音の温かさを感じられた。



絶妙な兄弟の距離感(藤原季節さん談)



〜〜〜舞台挨拶〜〜〜

「男前がずらりと来てるのにマスク姿で残念な時期がらの舞台挨拶」と言う言葉から始まりました。

若葉竜也さん
スタッフにマゾ心がある凄く好きな作品
映画は総合芸術の最高峰
想像を喚起して感じるもの
この作品はセリフも多くなく僕が作る作品と全く違う
自分はたくさん役者に喋らせる(監督として)

監督
自分は3人兄弟の真ん中
歳を重ねるごとにフランクだけど距離感が出来る
明確に説明をして本読みをめちゃめちゃして撮影現場ではニュアンスで伝えた
俳優出身だが俳優はやりたくない。
藤原、若葉ほどバカになったことが無いからバカになってみたい

藤原季節さん
本心から言うとあまり今日は会話に入りたくない(笑)
若葉さんと話すと良いことない(笑)
本読みから句読点までしっかり言われた作品だった。
繰り返すたびに良くなる(本読み)
一回、二十歳の時に「ハタチ」と言う7分の作品を撮った。
全てを自分が作ったことがある。
当時は自分の世界が全てだった、ヤバかった。
監督は孤独、
僕の考えは凡庸。
自分は監督には向いていない

長尾卓麿さん
若葉さんとは罪の声で共演
自分は監督は出来ない
したくない



若葉さん(ver.2)兄弟と自信について
兄弟が5人
2人でじっくり話すことがない
不思議な距離感
アニキっぽく兄貴ぶられるとムカつく
長男は神経質になりがち。
この作品でも兄がラベルの向きを気にする所がそれらしい。
自分は映画を作りたくて作ってたのではなく、暇な時にハンディカムで役者をとってたら作品が出来た。
セリフを覚えるのが嫌なので俳優はやりたくない(笑)

司会
皆さん前向きだけど方向がバラパラ


皆さんのトークで

若葉さんの前では馬鹿になるから今日怖かった(笑)という藤原さん
面倒くさいよねぇ、と若葉さん(→藤原)
役者の二十歳は馬鹿(全員)

俺の後輩ウーバイーツいっぱいいるよ(若葉)
俺の後輩働かないんですよね(藤原)
そうだ!働かないことだな!(若葉)
俺出てないから関係ないじゃん、楽!(若葉)

場内爆笑

個性的な面々
仲良しなのが伝わる
濃くて楽しい舞台挨拶だった
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