タロン・エガートン主演の犯罪ドラマ。全6話。
10年の実刑判決を受けたジミー(タロン・エガートン)は、ラリーという殺人犯から自白を引き出せたら釈放するという取引を持ち出されるが…。
犯罪者にもいろいろいる。詐欺や、窃盗、そして一番恐ろしい相手は殺人。
そんな相手に近づいて失われた人生を取り戻そうとするジミーの苦悩や思い通りにいかない憤りがとても伝わってくるドラマだった。
受刑者演じるタロン・エガートンは、こんなに魅力的だったんだと再認識した。『キングスマン』の時よりめちゃくちゃセクシーで素敵だ。
刑務所の中で、ジミーがラリーと徐々に距離が近づいて行く描写は迫真の心理戦だし、ラリーとの淡々とした会話に、ジワジワと怒りが爆発しそうになるジミーの押さえた演技も素晴らしかった。
人の心の中に入り込むことはとても難しい。ましてや相手は異常な犯罪者。
危険な捜査の協力によるジミーの忍耐力を描き、観ているこちらもとても引き込まれた。
常に危険にさらされているかのような静かな緊張感が漂う犯罪ドラマはとても面白かった。
