なお

霊媒探偵・城塚翡翠のなおのネタバレレビュー・内容・結末

霊媒探偵・城塚翡翠(2022年製作のドラマ)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

清原果耶ちゃん目当てで視聴スタート。
去年の冬クールのドラマを今さら完走。

相沢沙呼氏の小説「medium 霊媒探偵城塚翡翠」を原作とする、ミステリ作品。

✏️すべてが、伏線。
果耶ちゃん成分は十分に補給できました。
緑のカラコンめちゃくちゃ似合ってるし、あどけない少女のような仕草はかわいいし、事件の真相を暴くときに見せる真剣な表情もこれまたイイ。

本作の主人公・城塚翡翠のサポート役として登場する千和崎真を演じた小芝風花さんも良かった。

あと、翡翠の相棒として活躍する小説家の香月史郎を演じた瀬戸くんは元仮面ライダーということもあってこちらも楽しめた。
特に、本作第3話にて『仮面ライダーキバ』で共演した武田航平さんと14年ぶり(?)に再共演した二人の姿を見た時はなんだか親のような気持ちを抱いた。
(作品内容関係なくてスミマセン)

ドラマそのものに話を移す。
霊媒の能力を駆使して、警察が手を焼く難事件を次々に解決する翡翠&香月先生コンビの活躍は単純に見ていて楽しかった。

ただし、他の方も言及している通り、最終回の展開については賛否分かれそうなところ。
自分は「否」寄りですが。

結局、女性連続殺人の犯人は香月先生だったことが判明する。
プンプンに怪しさを臭わせていた鐘場刑事は明らかにミスリード的役回りだということはさしてミステリに詳しくない自分でもわかる。

途中参加の蛯名刑事も真犯人としては地味だし…
となれば連続殺人事件の犯人は自明の理であると思ったので、香月先生が犯人だったんだよ!と種明かしされても特に意外性はなし。

また、翡翠が自らが実は霊媒師などではないこと、これまでの事件の謎をどのように解いてきたのかを立て板に水といったセリフ回しで解説し始めるが、これもなんだか「日本のドラマだな」って感じ…

「え、1話から全部解説するの?」
ぶっちゃけ1話から4話までの事件の仔細などいちいち覚えていないので、一気に話をぶち込まれても「ふーん、あ、そうだったんだね…」と右から左へスルーするのみ。

相手を挑発するような口調のセリフ回しって、合う人が見たら胸がスカッとする、爽快感バツグン!な演出なのかもしれないけど、自分にはどうにもわざとらしくしか映らなくて苦手です。

☑️まとめ
「すべてが、伏線」
「この展開、ネタバレ厳禁」
これまた日本ドラマらしい仰々しい煽り文句が踊っていたので、最終回でどれだけひっくり返してくれるんだと期待していたらまあ尻すぼみ。

果耶ちゃん成分を求めて続編の「倒叙集」も一応見るけれど、本作を上回る何かがあればいいなぁ…

<作品スコア>
😂笑 い:★★★★☆
😲驚 き:★★★☆☆
🥲感 動:★★★☆☆
📖物 語:★★☆☆☆
🏃‍♂️テンポ:★★★★☆
なお

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