「すべてが、伏線」
そんな少々名前負けしているようにも感じるキャッチコピーを付けられた推理ドラマの第1クール後半戦。
「倒叙集」の名の通り、全5話すべてで「先に犯人が明かされてから物語が進行する」という内容になっている。
✏️私ったら、うっかりさんです
後半戦でもしっかりと清原果耶ちゃん成分は補給完了…
いや、なんだか前半戦よりも「あざとさ」いやそれを通り越して「ウザさ」が勝ってしまいさすがにやりすぎじゃないのォ～…という演技には少し辟易。
この「ウザさ」、劇中で語られる通り翡翠が狙ってやっていること、つまり「容疑者を怒らせたり油断させたりして、本性や本音を引き出す」ことを目的としているのは分かっている。分かってはいるが…
自分は原作未読なのであまり大層なことは言えないが、同じセリフでも「活字を読む」のと「人間が声に出して読む」のとでは感じ方にかなりの差があるわけで…
漫画や小説の完全な実写化ってやっぱ難しいよな…そんなことを思ったりもした。
演技、という点でいえば、第1話と第3話でそれぞれゲスト出演した俳優2人の演技はどうにかならなかったのだろうか。
いくら先に犯人が分かっているとはいえ、あんなに分かりやすくコテコテな感じで狼狽する人間が現実にいるのだろうか。
それ以外のエピソードについては見られる内容。
特にラスト2話で翡翠が対決する犯人は非常に手強く、いつもの「あざとさ」を捨てて真剣な表情で推理に挑む翡翠の姿は良かった。
全編アレでもいいくらいなんだけどな。
☑️まとめ
同一クールの前半と後半で、題名だけでなく作品ビジュアルまで変えて放送する…という姿勢はチャレンジングで素晴らしいと思うが、個人的には内容がついてきてないな…と思った作品。
清原果耶ちゃんと小芝風花ちゃん二人の活躍は非常に眼福だったので、願わくばまた別作品での共演を！
<作品スコア>
😂笑 い：★★★☆☆
😲驚 き：★★★★☆
🥲感 動：★★★☆☆
📖物 語：★★★☆☆
🏃♂️テンポ：★★★☆☆
