IMDb 8.0
ファンタジー・コメディ
字幕版

ジェニファーの就活面接シーンからドラマが始まった。整った顔立ちでチェック柄のブレザーも魅力的。「昨夜イクのに時間がかかって寝坊した」に食いついてしまったが、ブレザーの下のスカートが合っていなくて幻滅。
ジェニファーは25歳の設定、すごいおばさん顔になることがある。

マイレッド・タイヤーズ （Máiréad Tyers）25歳、アイルランド生まれ
王立演劇学校出身
「ベルファスト」に出演
インスタ
https://instagram.com/maireadtyers?igshid=YmMyMTA2M2Y=


キャリー（ルームメイト）は、降霊術が使える。故人を呼び起こし代わりに話すことを仕事にしている。同居の彼氏を養っている。降霊術で故人に成り代わる姿は秀逸。

ソフィア・オクセンハム（Sofia Oxenham）25歳
王立演劇学校出身
「風の勇士 ポルダーク」などに出演
インスタ
https://instagram.com/sofiaoxenham?igshid=YmMyMTA2M2Y=


字幕版のドラマはあまり見ないけど、いつの間にか全話見終わった。ネコの射精卿（実は人間の男、変身をコントロールできずに3年間ネコのままだった）の設定もおもしろい。
主力2人の女優の演技が見ものだと思う。

題名：私のスーパーパワー
鑑賞日時：2023年2月2日
鑑賞方法：Disney＋
評価：4.4（MAX5.0）

『あなたの力を引き出す診療所にようこそ』
　

鑑賞期間：2023/1/28～2023/2/2
2023年8本目

≪良≫
　18歳になると特殊能力を授かるのが当たり前の世界で、25歳になっても能力に目覚めない女性の奮闘を描いたお下劣コメディ。30分×8話で見やすくて非常に面白い。周囲の能力者から向けられる哀れみや気遣いが無能力者である主人公を無意識に苦しめるということが痛いというほど伝わる描写が秀逸で、コメディだけに留まらない人間ドラマの部分が大変素晴らしい。そして、能力者も同様に自分ではなく能力でしか評価されない社会に息苦しさを感じていて、主人公の境遇と見事な対比構造になっている。主人公のルームメイトで時を戻せる男の、いくら能力を駆使しても変えることが叶わない運命をまざまざと見せつけられる最終話が唯々切なかった…

　シリアスな人間ドラマを下敷きに、前面に繰り出される突き抜けたコメディ描写も大変良い。なんでもPDFにできる、○○が３Dプリンター仕様、触れたものにオーガズムを引き起こすなど、実用性皆無の能力ばかりが登場するため、能力者になりたいと切に願う主人公の構図がある意味で笑えるのだ。

≪悪≫
　過激な描写も多く見る人を選ぶ作品なのは間違いない。テロリズムを想起させたり、公共の場でのアウティング描写など、コメディという免罪符がどこまで通用するか？という危ういバランスの作品ではある。参考までにどれくらい過激かというと、主人公の相棒となる人物の名が『射精卿』…というレベルだ。

≪まとめ≫
　元々は『アボットエレメンタリー』S2を見る予定だったが、なぜか配信されていなかったので変わりをDisney＋で探していたら見つけた掘り出し物。S2にも期待したい一作。


以上

• #アユム…2023年鑑賞作品
• #アユム…23年2月

全くノーマークだったけどTLで見かけて1週間遅れで鑑賞したら面白い！(アンテナ張ってる人たち尊敬)いつの間にかHulu/FX作品が全く違う邦題で配信されてるから油断できないな…。

個人的にイギリスのドラマは全体的にトーンがあまり好みではないんだけど、『セックス・エデュケーション』や『このサイテーな世界の終わり』みたいなコメディテイストは面白い。カラフルな色彩や音楽のセンスも良いので前述した2作が好きな人にはおすすめ。

役に立ちそうで立たない超能力もののコメディあったら面白そうと以前から考えていたので、まさにドンピシャでした。シーズン2 も楽しみ。