ゴトウ

侵入者たちの晩餐のゴトウのレビュー・感想・評価

侵入者たちの晩餐(2024年製作のドラマ)
3.0
冷静に見てみると普通にモラルがない人物ばかりで、最後に上手くまとめてるのはわかるけどいまいち乗り切れなかった。妙に生々しい愚痴セリフや貧相な食生活描写が細かかったので、労働者が受ける搾取とか、セレブの家を片付けたり料理を用意したりすることに感じる理不尽さとか、そういうところが拡大されていくのかなと思っていたのだが、なんだかちょっと違う話になってしまった。友達ができたからハッピーに過ごしてるって、聞こえはいいけど共犯者たちじゃんね。

どんな悪さをしても「もういいよ」と許してくれる白石麻衣のセレブ役はハマっていたので、結局お金の余裕が心の余裕なのよね…みたいな切ない話かと思いきや、こいつも普通に悪いやつだった。何も残らない話だったのでちょっと尺が長いかもしれない。
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