ザ・パシフィックのネタバレ・内容・結末

「ザ・パシフィック」に投稿されたネタバレ・内容・結末

プライムから消える前に鑑賞

バンドオブブラザースは
陸軍落下傘部隊のイージーカンパニー、
組織そのものに密着した
隊員たちの青春群像劇であったのに対し、

パシフィックは
接点のない海兵隊員3名其々を主人公に据え
彼等の内面に焦点を当てたストーリー

個人密着なので戦地以外の描写も多かった
その辺りちょっと好みではなくて中弛みも感じた


パシフィックはバンドオブブラザースよりも
精神的に追い詰められる人たちの描写が多かったよね

慣れない地域の天候と
得体の知れない民族との戦いで、
ヨーロッパ戦線よりも
神経すり減らした兵士が多かったのかな?

日本人が古来から得意な
夜襲かけて眠らせない戦法の他にも、
食べ物に毒を入れたと噂流した上に
態々水溜りに家畜の首投げ入れてったりとか
細かいというか陰湿な戦い方が垣間見えて笑
興味深かった。

日本軍って気合だけで勝とうとしたって
いうイメージあるけど、
自国兵に対しては精神論で鼓舞して最大値振り絞り
敵国に対しては心理的攻撃で機能不全にさせる、と
それぞれ案外効果発揮してて
理にかなってて馬鹿にできないなと思った

Amazonレビューには、
「バンザイアタック」を
日本が有効な戦術と考えていた理由を
書いてくださってる方がいて、
とても納得できたし
先祖を思うとなんか救われた気がした



バジロン軍曹の言葉は忘れないだろうな

「ジャップを漫画で読んだ間抜けな出っ歯だと?」

「日本兵は歴戦の兵士だ
ウジの湧いた米と泥水で何日も耐え
自分が傷付こうとも死のうとも構わず
お前たちを殺しにくる」

「彼等を何と呼ぼうと構わん
だが彼等の執念に対して敬意を決して忘れるな」


決死の覚悟で大切な人達を守ろうとした兵士を思うと
遣る瀬無くて悲しくてたまらん。

いや、戦争映画はどれも見ていて辛いんだけど
やっぱり日本の話だと思うと
やっぱり日本人としては感情移入が強くなって
撃たれて倒れていく日本兵にいちいち涙が出た


ドラマ全体としては
バンドオブブラザーズと比べると
陳腐な纏まり方かなと感じた。
あくまで個人の回顧録に帰結してて広がりがないし
ラストもお涙頂戴感が拭えない

ラミマレックの喋り方なんか笑えた
特にユージーンとスナフの関係性がとても良かったです。
10話の列車のシーン。ユージーンに別れの言葉を告げず去ったスナフ。ユージーンを見つめるスナフの眼差し。泣きました。

◾︎第一話
Kill them all. Merry christmas.

作品を見始める時、内容を全く調べずにタイトル、ジャケ写、監督だけ見て鑑賞し始めることがままあり。
この作品も見始めるまでドキュメンタリーだと思ってました。
開始3秒でドラマだったと気づくの巻(ぺろっ)
アメリカ視点の戦争ドラマといえば、
それこそ中坊の頃にwowowで見た
「バンド オブ ブラザーズ」以来です。
おひさしスピルバーグ監督。

◾︎戦争を“観る”ということ
現代人は歴史から学ぶことができる。
世界大戦後に生まれた我々は、大戦がどのように勃発し、
そしてどのような惨禍を齎らしたのかを知っているが故に、
「やったらやり返す!俺たちは正義だ!」
「きさまには愛国心がないのか!」
「弱小相手にビビってるとかダッサw」
と揶揄されても、声高にこう言い返すことができる。

ぜっっっっっって〜〜〜〜〜〜〜〜〜
戦争なんかしたくねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

そうした意識を持ち続け、
戦争にNOを突きつけ続けられるように、
記録文献を紐解き、
当時の人々の声や想いに耳を傾け、
そしてその惨状を描いた作品群に触れて、
『戦争とは何か』を
自分の頭でしっかりと知っておかねばならないと、常々思う。

歴史から学ぶことができる我々は、なんと恵まれていて、そして今の環境はなんてありがたいのだろう。
その知識なしに、平和はありえないのだから。

◾︎ アメリカから見た太平洋戦争
当時のアメリカ世論は、冒頭で海軍高官が語っていた
「世界の半分を奪おうとする悪の枢軸」
「卑劣な奇襲攻撃で国民を脅かした」
「先に攻撃してきたのは相手側」
という政府側の都合の良い情報とプロパガンダに扇動され、開戦へと突き進んだ。

この世論の潮流に、ブッシュ政権下で行われたイラク戦争がオーバーラップする。
おそらく太平洋戦争時もあのような盛り上がり方だったのだろうと容易に想像がつくあたり、やはり歴史から学ばねば、それは繰り返されるものなのだと感じる。

だが正直なところ、極東の小さな島国が、
その後4年に渡りアメリカという超大国に反抗しようなどとは、現代人である自分が今こうして思い返してみても、にわかには信じがたい。
当時のアメリカ側が、戦争はすぐに終わると目算したのも無理のない話だとは思う。
(日本側も一部で早期決着を目論んでいた背景がある。)

何せ開戦当時の日本は、たった40年前にようやく”国家”として成り立った、資源も持たない小国。
近代化を推し進めた明治初期に、西欧文化を真似しまくった日本は、西欧諸国から「猿真似の日本」と揶揄されることになるのだが、開戦当時のアメリカからしたって日本人など相変わらず「イエローモンキー」だったことだろう。

◾︎志願兵たちの視点
そんな「黄猿」に国土とプライドを傷つけられ、若者たちは正義を滾らせて戦争に志願する。
猿を殺して一躍国のヒーローになれるのだ。
乗るっきゃない、このビッグウェーブに。

彼らからしてみれば、これは「人間同士の殺し合い」などではない。
これは圧倒的強者と非力な動物による「鹿狩り」であり「南国のビーチに仲間と猿狩り遠征」なのだ。
それ故彼らは、己に死が訪れるその時まで、自分が死ぬとは微塵も思っていない。
戦場へ向かう船中での会話が、それを物語っている。

そしてこの描写一つとっても、
赤紙令状で強制召集され“バンザイ”と言って愛息子を戦場に送り出さねばならなかった日本との国力差や、社会主義と個人主義の違いをまざまざと感じて興味深い。

◾︎ようこそ戦場へ
米軍側の物資補給が勝敗を分けたとも言われるガダルカナル島の戦い。
そのターニングポイントとなった第一次ソロモン海戦が、浜辺で休息を取る兵士たちの背景でさらりと流れていく様が、逆に「陸に上がった海兵隊員たちの視点」を強く印象付ける。
彼らからすれば、遠くの砲弾は花火と同じ。
TVで戦争映画を観ているのと何ら変わらない。
補給船が沈んだことに対しても、それが後々自分たちの身に降りかかる事になるとは、この時点では誰も想像していないだろう。

太平洋戦争といえば、やはり日本軍側の退路を断たれた消耗戦、餓死、熱帯の病魔、投降厳禁、自決必至...などなど、書いてて辛くなってくるような字面が並ぶ印象だが、
今作はアメリカ軍側の視点であるため、現状は物資充足、兵力万端。
視聴する側も、どこか身の削られる感覚が薄いように思える。

兵士たちも戦場にいながら、「死」に対してどこか他人事であり、戦場に於いてもなお「人間同士の殺し合い」ではなく「自分たちが狩る側である」という認識のもとで戦争をしている印象を受ける。
日本兵を磔にして局部を切り裂いた描写や、嬲り殺しにするシーンは、まさに人を人と思わない心の現れではないだろうか。

そんな中、日本兵の遺品に心を砕く兵士が一人。
この狂気の宴の中、自分が相対しているものは「猿」ではなく「人間」だと、その正体に気づいてしまった。
この先彼は何を見、そして何を感じるのか。


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◾︎第二話
死せる勇者、虚構の英雄

ドラマ全話に対して1レビューしか書けない仕組みだったことに今気づいて衝撃を受けている。
どうしよう。仕方ないので手短に。

第一話と比べ、第二話はぐっと戦場のリアルに近づいた印象を受ける。
自分たちの圧倒的優位性を信じて疑わなかったアメリカ軍兵士たちの土台が、ジャングルという慣れない土地、開戦敗退による物資不足、そして熱帯特有の病により、脆くも崩れ去り、日本軍に優勢を取られる事となる。
山賊さながらに陸軍物資を略奪し、腐ったピーチ缶でゲロを吐く様子は、不謹慎だが笑ってしまう。
しかし機関銃により日本軍の猛攻を辛くも退け、敵とも味方とも見分けがつかなくなった遺体の山を見渡した時、「ここが戦場である」という事実に思い至る。
多くの仲間の屍の上に築き上げられた勲章。
生き残った者たちの胸に去来する思いとは。


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◾︎第三話
さまよえる英雄たち

ガダルカナル戦線を離脱しメルボルンで束の間の休息をとる海兵隊員たち。
しかし再び戦地へ舞い戻る時、「帰ってこないかもしれない人を待つことはできない」と女性から別れを告げられる。
彼女らの意見は全く正しい。
しかしそれを突きつけられた兵士は、戦場を渡り歩く根なし草に安息の地はない事を思い知らされ自暴自棄に陥る。
戦時国債を売る役目を負い本土へ帰国する名誉勲章授与者も、多くの仲間の死が自らを英雄へと押し上げた負い目から、自らの功績に複雑な感情を抱いていた。
喝采と喝采の波間に漂う、彼らはまるで亡霊だ。
「父親たちの星条旗」を思い出さずにはいられない。


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◾︎第四話
柔いベッド、美味い食事、壊れた心

「100人対1200人、信じられねぇほど勇敢なのか馬鹿なのか、それほど俺たちが憎いのか」
止まない雨と熱帯の熱病、そして追い詰められた日本軍の決死の抵抗。
食料も弾薬も底を尽き、もはや立ち上がることさえままならなくなった日本兵たちが唱える祖国への想い。
戦場の狂気は米軍側にも襲いかかり、
日本兵の首をゆっくりと締めて殺す者、土砂降りの中全裸になって自らの頭を撃ち抜く者、逃亡を企て失敗して自殺を図る者など、現代でいう“PTSD”を 患う者たちが現れ始めた。
主人公は夜尿症を患い病院で休暇を取るも、そこで心の壊れた兵士たちを目撃し、戦場へ戻る決意を固める。
「一発で終わってくれるといいよな。最初に死んじまえば、俺みたいにならずにすむ。」突き刺さる言葉だった。
BoBとイッキ見。
ヨーロッパのBoB序盤で「南の島が良かった」のセリフによる痛みが消えません…。南の島での過酷な戦闘が収束してから沖縄へ行く筋書きだけでとても息苦しく。
当時の航空写真やミリタリーな資料などを眺めつつ追いましたが、実物なのか作ったのかなど解説が欲しかったです。
精神安定剤Joe Mazzelloインスタが大活躍でした…見終わった5/28(5月の最終月曜日)はメモリアルデーだったので当時の写真もupされ本当に救済された心地です…。


【以下メモ】

#1
41年 12月 アメリカ
42年 8月7日 ガダルカナル

#2
10月 ガダルカナル

#3
43年 1月 オーストラリア メルボン

#4
11月 CAキャンプ 海兵隊員
12月 ニューブリテン島 グロブスター岬
44年 5月 ラッセル諸島 パヴヴ

#5
6月 パヴヴ
9月 ペリリュー

#6
9月 アラバマ州モービル
(シドニーフィリップス帰還)

パラオ諸島 ペリリュー

#7
10月 ペリリュー
10月 パヴヴ

#8、#9
45年2月 硫黄島
遠くの戦艦や戦闘機のCG、激戦地の損壊した死体、出番の多いハエなど現実感を高める演出が素晴らしい。臭いまでしてきそうだった。
日本軍との戦いをアメリカ人目線で描く作品なので、日本人としては非常につらい。アメリカ兵も、圧倒的に不利な状況でも降参せずに自決したり、神風アタックしてくる日本人に恐怖心を持っていたことがよくわかった。狂信者を見ているような感じで敬意などはなかっただろうが…。ジャップ、目のつり上がった猿などと罵倒する様を目の当たりにするのは、なかなか心にくるものがある。

ガダルカナル、パブブ、ペリリュー、沖縄と太平洋の島々を侵略してくる米軍の活躍(?)が描かれる。
米兵もたくさん戦死する描写があるが、戦死者数はもちろん、日本の方が圧倒的だ。

なんにせよ、いくら万歳突撃してこようが、便衣兵がいようが、兵士も一般市民も関係なく虐殺する大都市への空爆、そして広島、長崎に新型爆弾投下を正当化されるわけではない(はず)。

沖縄戦で赤ん坊を抱いた女性がトラップのようにして自爆するが、あれは史実なんだろうか?
少年兵が戦車への斬り込み攻撃をしたようなことは読んだことがあるが、泣き叫ぶ赤ん坊(おそらく自分の子)をダシにしてっていうのは、いくら狂気の日本軍とはいえ、相当にレアだったんじゃないかと思いたい(ので、このドラマでは派手に取り上げられていて不快)。
5.1ch対応環境で視聴。

これは…最高に面白い‼️
あっという間に全部見てしまった。
余韻が凄いです。

バンドオブブラザースも素晴らしかったが、同作から10年近くの時を経て、映像の鮮明さと迫力、ドラマ性、メッセージ性、個々の兵士のキャラクターの描き方、全ての面でスケールアップしていたように思います。

とりわけ、ユージーン・スレッジとスナフのベタベタしない友情にしびれる。声をかけずにそっと列車から降りるスナフにぐっときた。

頼りなさげなユージーン君がどんどんたくましくなり、たくましさを通り越して人間性を失いかけ、何とか踏みとどまるも、心に深い傷を負う。
終戦後も戦闘の悲惨な記憶に苛まれるユージーンの姿はいたたまれない。
ハト狩りにいって涙ながらに「撃てない…」と言う所は本当に切ない。

やはり、戦争に勝者はいません。
人を殺めた事を終生正当化して生きていかなければならないのは悲劇です。


太平洋戦線を描いている以上、相手はもちろん日本軍です。
そして、日本人に対する蔑称が何百回と米兵達の口から発せられます。しかし、当時の向こうの感覚からすればごく自然なことだと思います。

太平洋戦線の一米兵からすれば、日本への無惨な空襲も原爆投下も遠い話。

沖縄戦についてはもっと悲惨だったのではと思う部分はありますが、一米兵から見た限度での悲惨さは十分に伝わっていたように思います。

決して、傲慢なアメリカ万歳ドラマではなく、安易なお涙頂戴反戦映画でもありません。

鮮烈で強烈で悲哀あふれる一作。
子供と鑑賞☆
夫婦で鑑賞☆☆☆☆☆

沖縄に産まれたものとして、
見ておきたいと思った。
昨日は慰霊の日。
慰霊の日は沖縄では学校も仕事も休みです。
皆が戦争について考える
良いきっかけになっています。
私が最近戦争映画ばかり見るのはそのせいなのかしら?
色々と知りたくて。

沖縄では今でも基地問題などで
大変ですが。
いつまでたっても人間は争うことを辞めない。
https://umemomoliwu.com/the-pacific