アイルランド独立戦争前のイースター蜂起をどちらかというと女性側中心に描いた作品。
なので男性陣には〇ズキャラ多し。（エリザベスの兄、イギリス人ハモンドこの二人は救いようがなかった）

自分の国の独立を願う気持ちはみんな同じだろうけど、そこに血を流さないと何も変わらないのが悲しいところ。

エリザベスの女優さんがすごく気高く美人ですっかりファンになったんだけど「オブセッション」「ハッピーバレー」にも出てたらしい。きっと時代劇の方が似合うお顔なのかも。インスタの金髪やふわふわボブより黒髪ストレートが断然似合う。

かなり良作！アイルランドの歴史について理解してないと、見てて面白くないからWikipediaとかでざっくり調べてから見ると面白いし、このドラマを見ればアルスター問題(なぜ北アイルランドはイギリスなのか？)についての解像度が上がる。
アイルランドという国は朝鮮半島と少し似てるなと感じた。もちろんその場合のイギリスは帝国主義政策を欧米諸国に習っていた侵略者としての日本。それぞれ違う出来事だけど、比較して考えるのは面白いし遠くの国だと侵略された側の見方で客観的に考えることができると感じた。身近な国だと主観がどうしても入ってしまう。

公共放送RTE制作のミニシリーズ。
波乱の時＝イースター蜂起を通した女性達の闘い。それは共和国独立への闘いであるとともに、自分の人生を掴むための闘いでもある。
市民軍/軍人、男/女、大人/子供、親/子…それぞれの立場から多角的にイースター蜂起を描いた骨太な人間ドラマに仕上がっている。