선덕여왕
新羅、百済、高句麗が勢力を競っていた7世紀。第24代王のチヌン王が治める新羅では、王の側室にしてエリート集団・花郎(ファラン)を牛耳るミシルが王妃の座を狙っていた。チヌン王は天命が尽きる前に「後継者は孫のペクチョンだ」と言い残すが、ミシルは王の次男チンジ王子に「私を王妃にしたら遺言を変えてあげる」と脅迫する。
ペクチョンはついにチンピョン王として即位するが、正室のマヤが行方不明のままで失意のどん底に。今度こそ王妃になれると確信するミシル。しかし、チヌン王に仕えていた花郎の最強兵士ムンノがマヤを連れて舞い戻る。やがてマヤは双子の姫を出産するが、双子は王族男子の血を絶やす不吉な存在として忌み嫌われていた。
ムンノが受けた啓示、それは「ミシルに対抗できる者は北斗七星が八つになる日に現れる」というものだった。北斗“八”星と共に生まれた双子の姫。チンピョン王は侍女ソファに妹トンマンを託し、双子を産んだ事実を隠す。それから15年後、姉チョンミョンは宮廷で、トンマンは自分の出自を知らないまま遠く離れた砂漠でたくましく育っていた。
トンマンと仲間の商人たちは取引禁止の茶葉を隠していたため、領主に捕まり、処刑の危機に。トンマンの勇気ある行動で皆は助かる。しかし、15年もの間、トンマンとソファを追い続けていたミシルの護衛兵士チルスクは、トンマンが双子の1人だと確信する。ソファもチルスクの正体に気づき、逃げ出そうとするが・・・。
チルスクから何とか砂漠に逃れたトンマンとソファだったが、ソファが流砂にはまってしまう。母を失い、悲しみに暮れるトンマン。一方、新羅では、チョンミョンの夫ヨンスが太子として認められようと出陣を決意。数日後、チョンミョンに勝利の知らせとヨンスの死が告げられる。身重のチョンミョンは身の危険を感じ、宮廷を去る。
トンマンは自身の出生の謎を知るムンノを捜していた。ムンノの居場所を知るという詐欺師のチュクパンに騙され、ソルチの村へ。その途中で、姉妹だと知らぬままチョンミョンと出会うが、正反対の二人は反目し合うばかりだった。宮廷では、ミシルがムンノの暗殺計画を進め、その任務を愛人ソルォンとの息子ポジョンに託す。
トンマンとチョンミョンは互いにムンノを捜していること、耳の裏に同じアザがあることを知り、運命的な絆を感じる。二人はムンノが潜むという寺に向かうが、そこにはポジョン率いる花郎たちの姿が。逃げるうちにチョンミョンは矢に射られてしまう。チョンミョンを救ったのは、ミシルと対立するソヒョンの息子キム・ユシンだった。
負傷したポジョンを引き渡す代わりに賞金を得ようとしたチュクパンとコド。ポジョンの陰にいる人物を知りたいトンマン。しかし、その人物がミシルだと知ったチュクパンは逃げ出す。その後、トンマンは寺にいた花郎がポジョンだということを証明し、処刑寸前のチュクパンたちを救う。チョンミョンはミシルと戦う覚悟を決め、息子チュンチュの存在を王に明かす。
新羅に戻ったトンマンは男性たちに交じって郎徒となり、リーダーのキム・ユシンの元で訓練に励むが、特に自分に厳しいユシンに不満を募らせていた。ある日、トンマンは他の郎徒と衝突し、名誉を賭けた真剣勝負に巻き込まれてしまう。しかし、ちょうどその時、百済軍が新羅に侵攻し、トンマンたちも前線へと送られる。
阿莫城におびき寄せた百済軍を、ユシンの父親ソヒョンに攻撃させる。その間、もぬけの殻となった速含城を奪還する――ソルォンの作戦はまんまと成功するが、阿莫城は百済軍に包囲され、トンマンたちは絶体絶命のピンチ。しかし、ソルォンは最初から援軍を送るつもりはなく、邪魔者のソヒョンを排除しようと目論んでいた。
本陣を新羅に退却させるため、敵を欺くおとりの部隊が必要だった。アルチョンとユシンがそれに名乗り出る。任務遂行のため、足手まといとなる負傷兵を殺すアルチョン。そんな彼にトンマンは刃向かってしまう。一方、宮廷では、阿莫城に援軍を送るか否かで、チョンミョンとミシルが火花を散らしていた。
トンマンら龍華香徒が無事生還を果たす。ソヒョン部隊が凱旋すると、ソヒョンは身分を取り戻し、ユシンたちは正式に花郎として認められる。ソヒョンを自分の側につけようと企てるミシルを見て、ソルォンの息子ポジョンは、ソヒョンに刺客を差し向ける。幸いソヒョンは無事だったが、トンマンが濡れ衣を着せられてしまう。
知り合いの尼がチョンミョンだと知ったトンマン。身分は違っても友であり、ミシルと戦う仲間だと陛下に告げるチョンミョン。陛下はそんなチョンミョンに「ミシルの力の源を探れ」と大事な任務を託す。トンマンは庵でミシルを見かける。そこで、ある商人が「サダハムの梅」を運んでくることを知り、それがミシルの力の源だと確信する。
トンマンは「サダハムの梅」はチャン大人によって持ち込まれたと確信。彼の部屋に忍び込み荷物を調べていると、自分の愛読書とソファの身分票が出てきた。その荷物はチルスクがチャン大人にミシルに届けてくれと頼んだものだった。同じ頃、「サダハムの梅」の正体を探ろうと、ポジョン、ハジョンら誰もが躍起になっていた。
トンマンはミシルを尾行するが見つかってしまう。ミシルの前に連れて行かれたトンマンは、自分の愛読書を彼女が持っているのに驚く。翌朝、ミシルからトンマン宛に手紙が届き、ユシンはトンマンの行動を怪しむ。一方、チルスクはソファと双子の妹は死んだとミシルに嘘の報告をし、ソファと静かに余生を過ごしたいと考えていた。
チルスクの姿を見たトンマンは怯えていたが、チルスクは視力を失い、トンマンだと気づかなかった。サダハムの梅=大明暦を手に入れたミシルは、長年計画を進めていた通り、慰天祭を行い天の啓示を受けるという。慰天祭の度に無茶な要求をしてきたミシル。そんな彼女にチョンミョンは胸騒ぎを覚える。
誰もがミシルの力を恐れ、彼女が受けた啓示通りに伽耶人を追放する。ミシルの次の企みは、ユシンとハジョンの娘を結婚させて、ソヒョンの伽耶国再建を阻止すること。慎重な態度をとるソヒョン。そんな煮え切らない父親にユシンは反発し、チョンミョンとトンマンと結束してミシルに宣戦布告するのだった。
トンマンが双子の妹かもしれないと思ったチョンミョン。王妃を問い詰めると、双子は不吉な存在で、命が危ないと判断した陛下が“妹”を宮廷から逃がしたことを認める。トンマンは妹ではないのか?それとも王妃が嘘をついているのか?トンマンはソヨプ刀について何か隠している様子も・・・。チョンミョンの心は揺れ動く。
トンマンが女だということがついに明るみに出てしまう。チョンミョンはトンマンが自分の妹だと確信するが、彼女が都を追われることを恐れ、その事実を隠そうとする。同じ頃、ソファの正体に気づいたミシルは、チルスクが自分に嘘をついたことにショックを受ける。ソファとチルスクを引き離し、双子の妹を探し出せと命令を下すが・・・。
トンマンは王妃と対面する。泣き崩れる王妃に対して、トンマンは事実を受け入れられず、その場を立ち去ってしまう。自分が呪われた存在であると知り、都を去ろうとするトンマン。そんな彼女をユシンは抱きしめ、今までどおり仲間でいてほしいと願う。チョンミョンは状況が落ち着くまでトンマンを安全な場所にかくまうことに。
トンマンを連れ宮廷から逃げ出したユシン。ウルチェ大等がトンマンを殺そうとしている事実をチョンミョンに伝えようとするが、ウルチェに知られてしまう。ウルチェはソヒョンにユシンとチョンミョンの政略結婚をもちかけ、トンマンを殺すように命じるのだった。その頃、ミシルもチョンミョンの双子の妹がトンマンだと知る。
トンマンはソヒョンの部下に襲われるが、ピダムに助けられる。彼はミシルとチンジ王の間に生まれた子で、ムンノの弟子として生きていた。父親の企みを知ったユシンは、コレラが蔓延しているヤンジ村に身を潜めることに。ソルォンは街で疫病に効く薬を探していたピダムを見つけ、薬剤とトンマンを交換しようと提案する。
ソルォンに捕らわれたトンマンはピダムとユシンによって助けられる。トンマンが自害しようとしていた事を知ったユシンは、自分も一緒に新羅を去ると言う。ユシンの気持ちに戸惑うトンマン。その頃、トマク村へ向かったチョンミョンはピダムとの出会いによってユシンとトンマンに再会。2人に新羅を去り、幸せに暮らせと言うのだった。
チョンミョンの言葉どおり、新羅を離れるまではユシンと共にいようと決意をしたトンマン。船で新羅を出ようとした瞬間、ミセンが送ったテナムボは、チョンミョンをトンマンと間違え毒矢を射ってしまう。解毒剤が間に合わず、チョンミョンは命を落とす。女としてユシンと幸せに暮らすようにと遺言を残すチョンミョンだが・・・。
チョンミョンの遺言に従わず、王女としての身分を取り戻し、後に王になり新羅を変えてみせると決心したトンマン。唯一の心残りはユシンのことだった。その頃、宮廷では、アルチョンがチョンミョンの死を究明するよう王に訴えていた。しかし、ミシルに脅された王はチョンミョンの死を事故死として処理してしまうのだった。
トンマンは、ミシルが新羅を掌握した手法で王女の身分を取り戻そうとする。ミシルが持つ神権を奪うためウォルチョン大師を拉致しようと考えるが、伽耶を復興するための秘密結社“復耶会”に先を越されてしまう。トンマンへの想いと家門を守る使命との間で揺れるユシンは、心を決め自ら復耶会のアジトへ出向くが・・・。
トンマンへの恋心を断ち臣下として仕えようと決めたユシンは、その胸の内をトンマンに打ち明ける。そして家門の全てを賭け、復耶会と同盟を結ぶことに成功した。宮廷に戻るためには、ウォルチョンの協力が不可欠だと考えるトンマン。日食の日付を算出させようとするが、彼は科学を政治に利用することに強く反発する。
トンマンはピダムに民衆の前で祈祷させ、天からの啓示を受けたと信じさせるのだった。ピダムはミシルに捕らえられるが、それはトンマンの想定内。ピダムの使命は、本当は起きない日食を、ミシルに起きると信じさせることだった。人の心が読めるというミシルに立ち向かうピダム。彼の聡明さに惹かれながらも、ミシルは冷静に日食の有無を見定めるが・・・。
ピダムまでも騙してミシルを出し抜いたトンマン。王と王妃は、そんなトンマンを王女として認めるように民に訴える。民はトンマンを開陽者と信じ、新たな天神王女として崇めるのだった。冷静を装っていたミシルだったが、追認式の日、トンマンに見下されて怒りに震える。トンマンは神権を民に戻し、天文台の瞻星台(チョムソンデ)を建てようと提案をするが・・・。
王室と王の権威が弱まるのではないかと、王は瞻星台建設の件に反対していたが、ミシル側はあっさり受け入れる。瞻星台を建てても、民に理解することは到底無理と考えていたのだ。すっかりトンマンに感化されたピダムは、彼女に仕えたいとムンノに申し出る。トンマンが王女になったことを知ったムンノは、それを確かめに宮廷へ。
ミシルの元を逃げ出したソファはムンノに助けられ、トンマンと再会を果たす。ミシルが捨てた息子ピダムを育ててきたムンノは、その当時、ある使命感に燃えていた。チンジ王の血を引くピダムを、トンマン王女の夫にし、王座に就かせたいと考えていたのだった。しかし、ソファは赤ん坊のトンマンを連れ砂漠に逃げてしまった。そして二十数年の時が経ち、ムンノが宮廷に戻る。
風月主を選ぶ比才がムンノの主管の下、スタートする。3回戦のうち、まずはポジョンがリード。2つ目は、“新羅”が持つ3つの意味を調べよというものだった。「兵力増強」「新興勢力の育成」は周知の事実だったが、3つ目の意味に誰もが頭を悩ます。国史の改ざんを隠したいミシルは、ポジョンに2つ目の比才は放棄するよう命じる。
トンマンとユシンは新羅の3つ目の意味「三韓統一」を探り当てる。ムンノに3つ目の意味を問われる花郎たちの中で、ユシンだけが答えられるが、「三韓統一」はあえて明かさなかった。しかし、ユシンは比才の2問目を解いたと認められる。トンマンは自分が王になり、「三韓統一」の大業をいつか成し遂げてみせるとムンノに宣言する。
ムンノの弟子として比才に参加させろと強気な態度をとるピダム。ユシンを風月主にさせたい一心だった。ムンノは予期せぬ出来事に驚くが、弟子として認めざるを得なかった。ユシンはアルチョンと、ピダムはポジョンと準決勝を戦う。同じ頃、チョンミョンの息子、チュンチュが宮廷に向かっていた。
比才の決勝戦で、ピダムがわざとユシンに負けようとしていることを知ったチルスクは、ムンノに審議を求める。その結果、ピダムは脱落となり、ユシンはチルスクと再戦することに。満身創痍のユシンだったが、最後まで諦めず、闘志を見せつける。一方、トンマンはチュンチュとの初対面に喜びを隠せないが、チュンチュはつれなくて・・・。
ユシンが風月主になることを阻止したいミシルは、ユシンと復耶会のつながりを指摘する。その疑いを晴らしたいなら、復耶会の首長の首を取って来いという。復耶会との同盟を裏切り、伽耶民を捨てるわけにはいかないユシンは悩んでいた。そんな中、トンマンはユシンに対する抑えきれない気持ちをピダムに明かしてしまう。
ミシルは自分の孫娘との婚姻をユシンに提案。ユシンは伽耶民を守るため、それを承諾する。そんなユシンの姿を見たムンノは、ユシンこそ三韓地勢を手にし、三韓統一の大業を成し遂げられる者だと確信。三韓地勢の完成を急ごうとするムンノ。ピダムはムンノの考えに反発し、怒りに任せ、師匠に剣を向けてしまう。
ムンノの遺言通り花郎となったピダムは、ムンノの仇討ちをしようと、裏切り者ヨムジョンの賭博場へ。そこで三韓地勢を折り紙にしているチュンチュを目にする。調子のいいヨムジョンは自分を生かし、チュンチュを王に擁立しようとピダムに持ちかける。そんな時、街では貴族が穀物を買い占め、価格が高騰、民が苦しんでいた。
穀物の高騰を仕掛け、私服を肥やそうとする貴族たち。彼らを懲らしめるため、軍糧米を市場に流すというトンマンの作戦は見事に成功。トンマンは儲けたお金を使い、民に頑丈な農具を与え、自作農を増やしたいと考えていた。しかし、大損した貴族たちは民に収穫量のすべてを納めさせようとする。民の怒りは頂点に達し、ついに暴動が!
安康城の村長を処刑してしまったトンマンは、手の震えが止まらなかった。ピダムはそんなトンマンを気遣う。同じ頃、心臓病を患う陛下の容体が悪化し、トンマンの婿探しが始まる。その婿を副君として王位継承させようというのだ。しかし、トンマンは結婚せずに、自らが新羅の王になることを公表。ミシルはその言葉に動揺する。
ミシルと共に和白会議に出席したチュンチュは、骨品制は野蛮な制度で、自らが副君になると宣言。周囲に緊張が走るが、トンマンは自分とチュンチュが争うことはミシルの思う壺と考え、最悪の場合は王位を諦めると陛下に伝える。一方、ミシル陣営では、チュンチュの結婚相手を巡り、セジョンとソルォンが内紛を始めていた。
チュンチュはソルォンの家からポリャンをさらい、そのまま電撃結婚。これにより、セジョンとソルォンがついに激突する。すべてチュンチュの思惑通りで、彼はミシルを利用して、貴族の分裂を企んでいたのだ。そんな中、トンマンとチュンチュの言葉に衝撃を受けたミシルは清遊に出かけ、ある決意を固めていた。
私が女王になる――ミシルの言葉に誰もが驚く。しかし、トンマンは冷静だった。ミシルの勢力を孤立させようと、大貴族だけ増税する租税案を考え、一緒にミシルを倒そうとチュンチュを説得する。心を決めかねていたチュンチュだったが、祖父のチンジや父親のヨンス、母親のチョンミョンも自分が殺したとミシルから聞かされ、トンマンと組むことに。
和白会議を多数決制にするよう発議した案件は、否決に終わった。しかし、トンマンの狙いは貴族たちに和白会議の無用さを知らしめることだった。王位を狙い動き始めたミシルは、ソヒョンとヨンチュンを和白会議に参加できないよう計らい、トンマンを政務から退かせようと目論む。そこに、ユシンが花郎を率いて乗り込んでくるが・・・。
乱闘の中、セジョンが何者かに刺された。ユシンたちが罪を着せられ、和白会議に武装乱入した反乱者として、逮捕寸前の大ピンチ。ミシルはさらに陛下も軟禁し、玉璽(王印)を血眼になって探す。間一髪、ソファが持ち出すが、チルスクに奪われてしまう。ミシルは玉璽を使い、トンマンを反乱の首謀者に仕立て、逮捕令を下す。
ピダムの活躍により、トンマンとチュンチュは宮殿の外へ。宮殿内では、ユシン、アルチョンらが激しい拷問に耐えていた。ミシルは衛国府(ウィグップ)という最高機関を作り、新羅を掌握することに成功。奪った玉璽を使い、陛下の全ての権限を自分が委任すると臣下たちに宣告、逆らう者は死刑と強硬姿勢に出ていた。
ウォリャはユシンを救出し、砦へ戻る。しかし、砦はチルスクに包囲されていた。トンマンのおとり役になったソファは、チルスクの手によって殺されてしまう。「これ以上、犠牲者を出したくない」と心に誓ったトンマンは、ミシルに最終決戦を挑むことに。そして唐から使臣団が到着したときを狙って、「陛下を救え」とビラをまく。
捨て身の覚悟で宮殿に独り乗り込んだトンマンは、自分の潔白を証明するため、ミシルに公開尋問を要求。あっさりと要求を受け入れるミシル、しかしその裏ではトンマン暗殺と、貴族たちの私兵を接収することを目論んでいた。宮殿の外では、ユシンやチュンチュが花郎と貴族を味方につけようと奔走。やがて運命の日がやって来た。
ミシルの放った矢はトンマンを直撃するが、ソヨプ刀のおかげで命拾いをする。敗北を悟ったミシルは難攻不落の大耶(てや)城へ避難し、反撃のチャンスを狙う。トンマンは内戦に備え宮殿内の統制を試みるが、ミシルの存在の大きさを思い知るのだった。最後の手段として、ミシルを殺せというチヌン帝の勅書を使おうとするが・・・。
ピダムが勅書を隠したことでトンマンは切り札を失うが、大耶城の生命線である川に毒をまくという噂を流し、降伏させようと思いつく。何とか内戦を避けたいトンマンはミシルとの和解を望むが、ミシルは応じなかった。内戦の危機に乗じて、百済が新羅に侵入。ミシルは悲痛な涙を滲ませながら、新羅を守ろうと、自ら命を絶つのだった。
「ピダムに自分の遺志を継がせて王にせよ」という言葉をソルォンに残し、自決したミシル。トンマンは、ピダムがミシルの息子だと知り驚愕、親に捨てられたという自分と同じ境遇の彼に同情を寄せる。チルスクはミシルの命令に背き、最後の乱を起こす。宮殿では陛下が崩御し、ついにトンマンが即位、新羅初の女王が誕生した。
トンマンはピダムに司量部の地位と任務を与え、ソルォンらミシル派の残党を統制させることに。その目的は、ユシンとピダム、お互いの勢力をけん制させることだった。そんな中、ユシンは次々と戦線を勝ち抜き、勢力を拡大。ユシンを煙たく思うピダムは司量部令の地位を利用し、復耶会とユシンの関係を暴こうとする。
ピダムから復耶会の残存を知らされたトンマンは、ユシンに伽耶を捨てろと言う。タイミングの悪いことに、復耶会の首謀者として投獄されていたウォルヤが脱走。ピダムに詰め寄られたトンマンは、ユシンへの取り調べを承諾せざるを得なくなる。ピダムはユシンをわざと宮外に移送し、復耶会に救出させ、彼を国賊にしようと画策する。
自ら出頭してきたユシンに厚い信頼を寄せるトンマンだったが、復耶会征伐を拒否したため、島流しの刑を言い渡す。しかし、それはユシンに極秘任務を与えるためだった。その任務とは百済に潜入し、敵を偵察すること。敵陣に忍び込んだユシンは、百済軍が大耶城を攻めようとしていることを知り、作戦図を持ち出そうとするが・・・。
間者として追補されたユシンを救うため、トンマンは「密命を下した」と公表。ユシンが持ち帰った情報を基に、百済の間者を捜すが、発見できなかった。それでもユシンを信じるトンマンにピダムは自分の思いをぶつけるが、トンマンは孤独でも王として生きる道を選ぶ。ユシンを消そうとするピダム。だがその時、間者によって城門が開かれ、大耶城が陥落寸前の危機に!
ユシンを助けたいトンマンは、ウォルヤに会い、チュンチュの下で新羅人として生きてくれと提案する。その提案に揺れるウォルヤ。一方、ソルォンがユシン軍を率いて出陣するも、百済軍の圧倒的な強さの前に大敗を喫す。ミシルの遺言をピダムに伝え、この世を去る。トンマンは新羅を守るため、ある決断を下す。
自分を救うために命懸けでウォルヤを説得してくれたトンマンに、ユシンは改めて忠誠を誓い、戦場で全身全霊を尽くす。その頃、トンマンはピダムへの想いで揺れていた。王になっても一人の女性として見続けてくれるピダム。トンマンはそんな彼を信じ、上大等の地位を授け、ユシンもピダムも自分の側に置こうと決める。
トンマンは、ピダムがいずれ王座を狙うのではないかと不安を抱く。それを察したピダムは、彼女の死後、政務から退くと誓うのだった。ピダムの真心を信じつつも、彼が裏切った場合は殺せという勅書をチュンチュに残す。そしてピダムとの婚姻を発表。同じ頃、唐の使臣団が到着するが、なぜかトンマンを冒涜。その裏にはミセンらの陰謀があった。
ピダムは使臣団に会い、ミセンたちが交わした密書がトンマンの手に渡ったことを知る。彼らが勝手に企んだことだとトンマンに告げ、自分で解決すると誓う。その言葉を信じようとするトンマンに対し、チュンチュはピダムを政敵と位置づけていた。一方、ミセンたちは来るべき時に備え、鉱山で私兵の育成を始める。
ピダムを何とか王にしたいミセンたちは、「ピダムが王になる」という予言を捏造する。その犯人捜しを始めたチュンチュだったが、ヨムジョンによって関係者の口は封じられ、しかも流れ矢に当たって負傷してしまう。トンマンはこれを機に、ミシルの残党を捕まえようと決意。しかし貴族たちは鉱山に身を隠し、反乱の準備を進めていた。
ヨムジョンの策略にまんまとハマったピダム。自分の命を狙ったのはトンマンだと思い込み、王座に就くことを決断、反乱軍と合流する。トンマンは「何があっても信じて待て」という手紙をピダムに渡そうとするが、時すでに遅く、その思いは届かなかった。トンマンはピダムを国賊と認定し、殺害せよとの勅書を出す。
トンマンとピダムの全面戦争が始まった。しかし、ピダムはヨムジョンの策略に気付き、自責の念にかられる。やがてユシンとアルチョンらはピダム軍を制圧。心身ともにボロボロになったピダムは「トンマン・・・」と言い残して息絶える。トンマンの病状も悪化、ユシンらに三韓統一の夢を託し、この世を去るのだった。
このレビューはネタバレを含みます
60話で不安だったけどピダムを演じたギル様見たさに見始めた
ピダムとトンマンの誤解で最後あんな結果になってしまって本当に辛かった😭あーいう結果は好きじゃないけどそれが韓国ドラマだからしょうがないし物…
キム・ナムギル目当てで視聴。
アクション、ストーリー、俳優さん達の演技はどれも素晴らしいけれど、私の目はもうピダム(キム・ナムギル)とミシル(コ・ヒョンジョン)に終始釘づけ❣️
シュッとして鋭い…
ピダマーーー‼️
最終話で涙腺決壊😭
感情コントロールできずに困惑。
キムナムギル初めて観たけど、溢れ出すただならぬ色気。まじヤバすぎる。
だいぶ進んだ中盤で初めて登場した時のインパクトも強烈で…
『涙の女王』の配信待ち中に視聴。
キム・ナムギルさんのピダム目当て🩷
ピダム登場まで長かった💦
ピダムにやっと会えたときの喜びといったら♾
最高にかっこよくて惚れ惚れ🥰
トンマンを一途に愛する姿に…
このレビューはネタバレを含みます
これはやばい。10話の陽動作戦あたりからめちゃ面白い。奇皇后のタンギセとヨムビョンスのコンビいるし、パン内官もいる。アルチョンの死化粧にグサッとくるものがあるな。それになによりユシンとピダム…。面白…
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