全10話。
新キャスト・オベリン(ペドロ・パスカル)や、ダーリオ(ミキール・ハースマン)の登場で物語はさらに加速していく…。
流浪の旅の途中、それぞれが意外な人物と行動を共にしていく展開が面白い。
アリアに振り回されるハウンドや、ジェイミーと不思議な友情を紡ぐことになるブライエニーなど、生死を共にすると、敵対していたのに芽生える友好な関係が素敵だ。
逆にラムジーとの出会いで身も心もへし折られるシオンが可哀想すぎた。
このシーズンを観て、ティリオンの怒り、ジョフリー王への憎しみ、サーセイへの憎悪を感じない人はいないだろう。
弟・ティリオンを救う為、一人立ち上がる兄・ジェイミーの兄弟の絆に心を揺さぶられた。この体で生きているだけで罪と告白したティリオンの無念さや悔しさが伝わる裁判での発言は悲しすぎた。
このシーズン9話の、『カースル・ブラックの戦い』では、ジョンとイグリットの涙の再会が感動的だった、このシーズンの集大成である戦い。
それぞれのキャラクターの故郷を捨てる新たな旅立ちが描かれ、物語は続く…。