トランティニャン

ゲーム・オブ・スローンズ 第五章: 竜との舞踏のトランティニャンのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

レジスタンス、先鋭化した宗教の原理主義者、そしてホワイトウォーカー。ミーリーンで、キングスランディングで、壁の向こうで登場人物たちが対峙する「敵」の厄介さは、ホワイトウォーカーを除けばこの世界の厄介さそのもの。どちらにも絶対的な「正義」があり、妥結点もなく、相入れることもない。
散らばった登場人物たちは離合集散を繰り返し、その数を少しずつ減らしながら盛り上がり続けてる。

シーズン5の主役はジョン・スノウ。分断をなんとか乗り越えようとして仲間に暗殺される様はこの世界の現実を映しているようで物哀しい。まあ、物語から消えることもないから悲しむ必要無いか。
ただ、展開上全体的にチャージがかかるのが遅く、やや退屈な回も。ブレーヴォスとドーンのせいか。