明治12年。大阪の米穀店「鳴江屋」店主・鳴江義兵衛(中村梅雀)とちよ(原田美枝子)に4人目の子供が誕生。萬治郎と名付けられる。成績優秀な子に成長するが、13歳のとき、義兵衛は息子を丁稚奉公に出すことにする。母は反対するが、父の言葉を受け入れる萬治郎(渡邉蒼)。そんな中、萬治郎はキラキラした琥珀色の夢を見る。この夢が意味するものとは…。 奉公先の薬種問屋の店主・小南理助(西田敏行)は葡萄酒の開発をしていた。興味を持った萬治郎は開発を手伝い、やがて販売にこぎつけるが、東京で人気の葡萄酒のおいしさに愕然とした理助は、志半ばで洋酒部を廃止に…。しかし4年後。大人になった萬治郎(内野聖陽)は理助の恩に報いるため、日本一の葡萄酒を完成させるべく再び動き出す!