にゃん

私たちはどうかしているのにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

私たちはどうかしている(2020年製作のドラマ)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ずっとずっと今日子が怪しくて、でも決定的な証拠はなく、後半になりDNA鑑定書が出てきて実は七桜が真の後継ぎだという展開になり…ワクワクが止まらなく、良いスピード感で観進めた作品。
最後特に母親らしいことも出来なかった今日子が息子の目の異変に気づき調べて、臓器移植のドナーになっていた展開には涙した。そして最後くらい母親らしいことがしたい、とあの時トラックから避けなかったのかと。そう思ったら涙。


ストーリー↓
花岡七桜(浜辺美波)は若き和菓子職人。ある日、和菓子対決を提案され、相手が金沢の老舗和菓子屋・光月庵だと聞き絶句する。15年前、光月庵の職人だった母(中村ゆり)は、当時幼かった高月椿(横浜流星)の証言によって若旦那(鈴木伸之)を殺した罪を着せられたのだ。生前の母のファンだと名乗る謎の男(山崎育三郎)に母からの手紙を渡された七桜は、対決に挑む覚悟を決める。高月椿(横浜流星)と再会。椿は七桜が15年前"さくら"と呼んでいた女の子だと気づかぬまま、椿は七桜にプロポーズ。七桜も事件の真相を探るべくプロポーズを受けて光月庵で暮らし始める。
しかし椿の母である女将(観月ありさ)からのイジメにより、何度も光月庵から追い出されそうに。
椿は次第に七桜に惹かれていくが"さくら"の事は"父親を殺した女の子供"だと憎んでいた。

ある時城島(高杉真宙)の部屋(15年前、七桜が母と暮らしていた部屋)に行った七桜は、押入れの天井のスペースに隠された道具箱を見つける。中には、七桜の母と椿の父との子供が自分(七桜)であることのDNA鑑定書が。椿とは兄妹なのかと思うが、もう一枚、椿の父親は本当は血の繋がりがないことを示すDNA鑑定書も入っていた。
本当の跡取りは椿ではなく七桜。
母と父が大切にしていた光月庵を七桜は守るを決意する。
ある茶会の日、今日子(観月ありさ)は"正式に血を継ぐものが現れたらその者に全財産を譲る"という内容の遺言書を始末しようと部屋を漁っていたが、大旦那と鉢合わせ。2人は揉み合いになり蝋燭が倒れ火事に。
錠前が外された部屋に七桜が向かうと、そこには今日子が。ついに正体を明かす時が来る。

これを機に七桜は光月庵を潰すべく「花がすみ」を開き動き出す。新進気鋭の『花がすみ』に仕事を奪われた光月庵。椿は名誉挽回すべく、次の選定会に向けて御菓子を作ると決意。そんな中、週刊誌の記者がなぜか18年前の当主殺害事件の真相を嗅ぎ回る…。「光月庵を乗っ取る」と宣戦布告する七桜の変貌の裏には、今日子の執拗な嫌がらせがあった。2人の再会を機に、栞と多喜川(山崎育三郎)の想いが交錯する。

「この勝負に勝ったものが後継となる」と大旦那の決断の元、最後の和菓子対決に挑むことになった七桜と椿。プレッシャーを感じる七桜を多喜川(山崎育三郎)が支える。そんな中、3年前のすれ違いに気づいた七桜と椿は、たまらずお互いの元へと走るが。
当主殺害事件の衝撃の全貌が明らかに。

15年前、今日子は多喜川の父と不倫関係にありながら、若旦那と七桜の母が愛し合っている事が許せなかった。多喜川も自分の母が嫉妬に狂っていく姿に耐えきれず不倫相手の今日子に"父と会わないでくれ"と屋敷の裏庭から入り伝えにいく。がそこで若旦那と鉢合わせし不審者と思われ護身用に持って行った刃物を出し揉み合いに。の末、若旦那を刺してしまい多喜川は逃走。後に部屋へ入ってきた今日子だったが、若旦那が息を引きとる時発した最後の言葉が七桜の母の名前だった為憎しみが爆発したのだった。

真相を知った七桜と椿。お互いを憎しみ合う必要はなくなりお互い素直に。七桜は光月庵を継ぐことに。
真相を知り息子を後継ぎにする事も出来ず抜け殻になってしまった今日子は、たまたま道路に飛び出した子供を助けそのまま意図的に車に轢かれ亡くなる。今日子は臓器移植の意思カードを持っており、和菓子職人として大事な目をやられてしまっている息子への角膜移植を希望していたのだった。
手術を受けた椿。退院の日、迎えに走る七桜と道端でばったり。貴方のいない光月庵は嫌だと、七桜は椿を受け入れたのだった。
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