ナニコレ、変なドラマ！
とにかく世界観が奇妙奇天烈。
キモカワでわけのワカラン生物？が登場し、保健室のアンウニョン先生が虹色のおもちゃの剣とおもちゃの鉄砲でぷよぷよした謎の有害生物をやっつけて取り憑かれた人達を救っていくという話です。
原作は人気小説だとのことですが、原作を読まずにドラマだけ見てると、説明があまりないから何だか突飛なストーリー展開があったりとかして、え？え？ってなりますが、それでも不思議な魅力に惹きつけられます。
とにかく作風も世界観もストーリーも個性的、チョンユミ演じる主人公のアンウニョン先生も変わった人だし、まともな人が1人も出てこないヘンテコな作品なんです。
それで無理矢理ヘンな世界に連れてかれて、何を見せられてるやら…と戸惑いながら見てたら、5話目には切なくて泣ける話ぶっ込んでくるし、6話の最終回も、ウニョンが自分に課せられた運命を受け入れていく様に謎の感動めいたものを感じたりなんかして、結果的になんか良かった…と思えました。
「82年生まれ、キムジヨン」「ライブ」と先月からたまたまチョンユミ作品を見てたのですが、特殊能力を持った自分の宿命に嫌気がさしながらも、人を助けずにはおれず、ぷよぷよゼリーやらキモい化け物とおもちゃの剣を振り回して一生懸命戦うのが、シュールであり可愛くもありカッコ良くもあり、チョンユミの新たな魅力を発見したお得感がありました。
また、鍵を握る人物である漢文教師のインピョ役がこれまた大好きなナムジュヒョクが演じてて、現在配信中の「スタートアップ」がめちゃくちゃ良くて、この人の魅力に絶賛取りつかれ中なのでありますが、今作でも、どこか抜けた感じのほわんとした感じが好きだし、ウニョン先生じゃなくても、ナムジュヒョクに手をギュッと握られたら誰でもエネルギーがフルチャージされるでしょうよ。
あー、わたしにもチャージを‼︎と取り乱しそうになりましたよね。
いじめられた人、障害を持つ人、同性愛の人などに向けられる世間の冷たい態度や視線の残酷さも描き、ウニョンもインピョも社会に溶け込めない孤立した人なんですが、社会にはじかれ傷付けられた人たちへの優しい連帯を感じて、そういうところが良かったです。
あと、映像も音楽も良いんですよね。
人や化け物の体が飛び出してくるのが真っ赤な可愛いぷるぷるハートだったり、廊下を這い回るゼリーもカラフルで可愛いくて、奇想天外で独特な世界観を作り出してます。
音楽も他の韓国ドラマとは一線を画していて、個性的で耳に残るしクセになる感じがありました。
1話の時間も短めだし、6話しかないのですぐに見終わりましたが、ウニョン先生とインピョ先生をまだまだ見ていたかったです。
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