にゃん

君と世界が終わる日に Season1のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

君と世界が終わる日に Season1(2021年製作のドラマ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

響と来美が再会するまで、そして裏切られてからもお互いの事を想っていたのがとても素敵だった。
そして首藤が響の母を病死と偽りゴーレム化させていた下りにも驚き。響の気持ちを思うと切ない。

それにしてもゴーレム化した時の役者人の演技が本当に振り切れていて上手くてびっくりした。本当にゾンビみたい。特殊メイクも凄い。

最後シーズン2の制作が決定しているということで、また続きが楽しみ。

1. ゾンビに占領された世界で、恋人と再会するために奮闘するサバイバルラブストーリー。トンネル崩落事故に巻き込まれた響(竹内涼真)は、なんとかトンネルを抜け出すが、そこには荒廃した街が広がっていた。響は急いで自宅に戻るが、来美(中条あやみ)の姿はなかった。生存者を捜す響は、近くの消防署にたどり着く。

2.来美(中条あやみ)が自衛隊に救助されたと推測した響(竹内涼真)たちは、駐屯地へ向かおうと決意。一方、自衛隊のトラックで事故に遭った来美たちは、ゾンビたちに囲まれながら負傷者の緊急手術を敢行。絶体絶命の状況の中なんとか手術は成功。そんな中、響たちの間でゾンビに噛まれた“感染者”が見つかる。仲間の命を諦められない響vs殺せと主張する等々力(笠松将)。決断を迫られる中、ゾンビが凶暴化する“時”が迫っていく。響はあると噂のワクチンを求めて"仲間の感染者"と共にゾンビから逃げるが途中で響達は捕まりそうに。感染者の彼は自分の身を犠牲に皆を逃し、自分はそのままゾンビに飲み込まれていくのだった。

3
避難所のはずの自衛隊駐屯地から、突然の銃撃を受け絶命した本郷(大谷亮平)。響(竹内涼真)たちはリーダー不在の極限状態の中、封鎖地域の外、化け物のいない横浜を目指す。そんな中、巨大なショッピングモールに避難…。そこにいたのは、新たな生存者たち。助けを求める美女(芳根京子)、しかしその背後には…刀で武装した謎の集団がいた。彼らも同じく一般市民の仲間を抱えており、生きて逃げる望みは響達と同じだが、そのためには武器が足りなく、突如現れた響達への不信感も拭えない。
一方の来美(中条あやみ)は、愛する恋人・響を見つけ出すため、駐屯地を飛び出し、医師として自衛隊と共に避難場所を回ることに。

4
ショッピングモールを占拠され、刀集団に投降した響(竹内涼真)たち。一方、響を探す来美(中条あやみ)は自衛隊と共に同じくショッピングモールに到着するも、刀集団に拉致されてしまう。その際に響とすぐそこまですれ違ったものの、お互いに気づくことはない。刀集団は自衛隊を駆逐するため、閉じ込めていた大量のゴーレムを解き放ち時間稼ぎをする。

5
結月(横溝菜帆)のために喘息の薬を探す響(竹内涼真)たち。途中、街で助けた生存者の中に紹子(安藤玉恵)の夫・狛江(長谷川朝晴)を見つけるが、男の正体は実は一年前に別れたDV夫だった。 夫を殺したいほど憎んでいる紹子はわざとゴーレムの元へ夫を連れて行き噛ませて感染させる。
一方、自衛隊駐屯地では、首藤(滝藤賢一)が“ある計画”を進めていた。そして、来美(中条あやみ)は等々力(笠松将)と再会。しかし、"響は死んだ"と残酷な嘘を告げられる…。同じ頃、病院で自衛隊と鉢合わせた響たちは窮地を迎えていた。

6
医薬品を求め、海路から駐屯地を目指す響(竹内涼真)たち。 一方、駐屯地では、ワクチン開発の最優先を唱える首藤(滝藤賢一)が自衛隊内部での力を増していた。響が死んだと思い絶望に沈む来美(中条あやみ)は、危険なワクチン開発の実験台に自ら名乗り出る。注射を打たれ、意識が朦朧とする来美…。駐屯地に乗り込んだ響はすぐそばまで来ていた。そして2人の手が触れ合った、その時自衛隊に響は後ろから襲われ気絶。目が覚めた時には目の前に首藤がいた。

7
響と首藤の知られざる因縁。響(竹内涼真)が遭遇したのは病死したはずの母・琴子(臼田あさ美)のゴーレムだった。
一方、“テロリスト”が幼い愛奈(新津ちせ)を殺したと信じて憎しみを抱く来美(中条あやみ)は、首藤(滝藤賢一)の考え方に染まり始めていた。そんな中、ミンジュン(キム・ジェヒョン)が、ゴーレムに噛まれてしまう。ミンジュンを救うためのワクチンを手配する条件をミンジュンの姉から秘密裏に出された響は、テロリストとして一人投降することを決める。しかし姉は首藤に信頼されてなかった為か、ワクチンを保管する装置を開ける為の静脈認証がされない。そこに首藤が現れ装置を開けさせるもそこにワクチンはない。ワクチンが完成間近だというのは嘘だったのだ。姉に託された開発途中の治療薬を渡されミンジュンの元へ走り投与するも、薬は非完全なものでミンジュンはゴーレムと化し響は泣く泣く刺し殺すのだった。

8
ミンジュン(キム・ジェヒョン)が駐屯地にいた“女”のせいでゴーレムに噛まれたことを知った響(竹内涼真)は、その正体が来美(中条あやみ)だとは知らずに、憎しみを募らせる。一方来美は、首藤(滝藤賢一)が行う臨床実験をさらに進めていた。そんな中、傷ついた来美には等々力(笠松将)が、怒りに心を支配された響には佳奈恵(飯豊まりえ)が、切ない思いを抱きながら距離を縮める。

9
安全地帯を求めて島の視察に来た来美だったが、その島にはテロリストと誤解されている響らがいた。女の後ろ姿に弓を射るが、それは来美だった。自らの手で来美(中条あやみ)を射ってしまったことに言葉を失う響(竹内涼真)。自暴自棄になる響は、仇討ちに現れた勝利(田中奏生)の前で自ら命を差し出そうとする。しかしそれを見かけた仲間に止められるのだった。
一方駐屯地では、首藤(滝藤賢一)が避難民たちに打たせているという『ワクチン』の正体が怪しい。そんな中、勝利に撃たれた紹子(安藤玉恵)の容体が急変。響たちは抗生剤を手に入れるため、駐屯地との交渉に挑む。交渉に応じたのは来美だった。

10 最終話
"一緒に帰ろう"と手を差し伸べる響(竹内涼真)に銃口を向け発砲した来美(中条あやみ)。しかし銃弾は響の頬を掠っただけで済んだ。その時、駐屯地の人々が次々にゴーレム化。そのまま逃げ帰る来美に響はショックを受ける。その日、島に戻った響たちは『希望の家』と名乗るシェルターの存在を知る。仲間たちはシェルターを目指すことにするが、響は別れを告げぬまま島を去り、再び駐屯地の来美の元へ向かう。一方、来美は首藤(滝藤賢一)と「響を自分の手で殺す」という約束を交わしていた…。それは来美の本心ではなく、避難民を人質に取られてのことだった。それを知った響は来美の握るナイフを自ら自分の腹部に突き刺す。人質と響の命の板挟みになった来美を助ける為に。
首藤が避難民に打たせている自称ワクチンはゴーレム化させる為のものであり人々を救うものではなかった。また冷凍装置の中にあったのはワクチンではなく、数年前に血液の病で亡くなった首藤の嫁の姿だった。首藤は嫁を生き返らせる為に冷凍保存し、研究を重ねた上でゴーレム(操り)ウイルスを発明。特殊遺伝子を持った来美の血液とゴーレムウイルスを合わせて嫁に投与することで蘇るはずだったのだった。
来美を救う為に自らの身を犠牲にした響とそれを泣きながら介抱する来美の姿にムシャクシャした首藤は部屋にゴーレムを放ち、自分は妻の亡骸を抱えて逃げる、も途中でゴーレムに足を噛まれてしまう。シェルターへ向かったはずの仲間が助けに来てくれたことでゴーレムから逃れた響と来美は首藤へ追いつき、ゴーレムと化した首藤を銃で撃ち抜く。これで首藤の企みは終わりを迎えたのだった。

怪我を治しシェルターへ向かった皆。そこで平和に暮らしていける。そう思うのだった。
にゃん

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