Tom2022

ドライビング・バニーのTom2022のレビュー・感想・評価

ドライビング・バニー(2021年製作の映画)
3.0
ホームレスに近い状態で生きる母親の姿を描いたニュージーランド映画です。個人的には、トーマシン・マッケンジーが出ているロードムービーなので見てみました。

シングルマザーのバーニー・キングは、「家なし、金なし、仕事なし」の生活を送っており、保護局によって2人の子供たちとは別居させられていました。しかし、愛する娘の誕生会をやってやりたいと、心に傷のあるトーニャ(トーマシン・マッケンジー)と共に、子供たちに会いに行きます。

この映画は、このパッケージの様な爽やかな映画ではなく、バーニーの置かれた環境と、やるせなさの描写が続きます。愛する子供たちを取り戻すために闘う母親の姿がテーマになっています。

バーニーは、子供たちに会えず、やりきれないと言うか、心に余裕がないというか、大きなプレッシャーの中での生活を強いられてしまいます。見ているといたたまれなくなってきます😢。

バーニーは、路上で車の窓ガラスを磨く仕事をしていますが、這い上がろうとしても、なかなか這い上がれない生活が続きます。

ロードムービー感は、あまりありませんでした。タイトルやパッケージは、ロードムービーさを感じさせますが、原題も "The Justice of Bunny King" ですし、ちょっと違う感じでした。

さて、見ていてなかなか心苦しいものがある映画でした。この後、バーニーもトーニャもどんな人生を送るのでしょうか。幸せな人生を送って欲しいなとつくづく思います🤔。
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