佐方和仁

すずめの戸締まりの佐方和仁のネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

実家の地面をスコップで掘り返すところで何か込み上げてくるものがあって少し泣いてしまった。
基礎だけ、家の基礎だけが残ってる風景、時間がたって、草が生えて、コンクリートの基礎だけが残って、野原のようになってしまって、でもまだコンクリートの基礎や鉄骨や鉄筋が残っている風景は、自分の中で震災の原風景のようになっている。

被災地に行ったことはない。自分は東京と実家がある熊本で中途半端で間接的な被災にあった。
当事者は、あの娘と同じような震災にあった人はこれを見てどう思うのだろう。

20240408
テレビ放送で二度目の鑑賞。声を聞く、というところにあらためてひきつけられた。
最初に見たときの感想をすっかり忘れてた。コンクリートの基礎のことなんて全然見てなかったし、なんとも思わなかった。
佐方和仁

佐方和仁