きまぐれ熊

ザ・ロストシティのきまぐれ熊のレビュー・感想・評価

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)
3.4
下品なおバカコメディだと思ってたけど、かなり普通のロマンスだった。
7割ロマンス&3割トレジャーハントくらい。コメディ要素はメインじゃないらしく序盤だけ飛ばして早々になりを潜める。後半はほぼロマンスでフレーバー的にインディージョーズもしくはアンチャーテッドが塗されてる。
作品単体で見ればもっとコメディ要素が最後まで詰め込まれてたら満足度高かった気がするけどターゲットがそこじゃなかったのかな。ロマンスがメインで、ラブコメですらなく結構ストレートな内容だった。キャラ造形も構成も少女漫画的構造。

ブラットピットの出るシーンが無駄にアクションが良いので、もしかしてちゃんとアクションやる映画なのか?と思ったらブラピだけ違う世界線のキャラだったみたいな。退場の方法も適当すぎるので、しょうもなさがより増幅される。
でもそれならもう少し笑える退場の仕方を考えてほしかったのが明確な不満点。
ブラピの退場方法とサンドラブロックのセクシー衣装がなんか、ロマンス楽しむにはそれはそれで邪魔っていうか...。後半の赤いドレスは劇として王道で良かった。

ストーリーはかなり王道で普通なんだけど、悪役のダニエルラドクリフの怪演とサンドラブロックの綺麗さだけでなんとかできちゃってる。俳優のパワーだけでなんか見れちゃう。
映画脳を使いたくない時の脳死で見る分には、いい感じ。不快な要素を極力排除してるのでみやすい。
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