Shingo

クラッシュ・オブ・ゴッド 神と神のShingoのレビュー・感想・評価

2.6
封神演義を元ネタにした、中国版アベンジャーズだった…。俗界の支配を目論む申公豹がヴィラン、それに対抗するヒーローチームは楊戩、雷震子、哪吒、土公孫、鄧蝉玉。
彼らが集結して円陣を組む場面は、そのまんまアベンジャーズ1作目のあのシーン。
カメラワークまで同じで、思わず笑ってしまった。

楊戩がリーダー格でキャップのポジションだが、額からビーム出すのはビジョンみたい。雷震子は雷を操るので能力的にはソーだが、変身をうまく制御できないところはハルクか。哪吒の方がおそらくソーのポジションだろう。
紅一点の鄧蝉玉がナターシャなら、土公孫がホークアイ…?あの性格と手癖の悪さは、どっちかと言えばスターロードだったがw
申公豹はロキだね。

正直言って脚本は良くないが、映像的には意外と悪くない。CGのエフェクトもMCUっぽい感じで、仙人vs仙人の宝貝バトルには合っていたと思う。
序盤は、これちょっとハズレかも?と思ったけど、中盤から割と盛り返した。通天教主が天界から降りてくるあたりは、なかなかのスケールを感じさせる。

本作でインフィニティ・ストーンにあたるのが封神榜だが、これは俗界の仙人を封神、つまり封印するアイテムで、これを使えば申公豹も封神できるので、お互いに奪い合いになる。
だが、通天教主の本当の狙いは俗界の破滅で、申公豹は利用されていただけ。サノスに利用されたロキそのままやん!ってなった。
ちなみに、妲己ちゃんの出番はほぼない。

総製作費60億でこの仕上がりはやや残念な感じもするが、中国なら余裕で回収できるんだろーなぁ。
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