kuu

夜叉 容赦なき工作戦のkuuのレビュー・感想・評価

夜叉 容赦なき工作戦(2022年製作の映画)
3.6
『夜叉 -容赦なき工作戦-』
原題 Yaksha: Ruthless Operations.
製作年 2022年。上映時間 125分。

諜報活動が盛んなことで知られる中国の瀋陽を舞台に、"夜叉"と呼ばれる無情な男と、特別監察の任務を負ってその地を訪れる検察官の出会いから、近隣諸国のスパイも絡む危険な極秘工作に挑む、息をのむような韓国産スパイアクション。
カメレオン俳優ソル・ギョングとパク・ヘスらが共演、Netflixにて4月8日より世界同時独占配信開始。
日本から池内博之が出演。

各国のスパイたちが活動しているとされる中国・瀋陽。
韓国国家情報院の国外での極秘任務にあたるブラックチームのリーダー・ガンインは任務のためには手段を選ばないことから“夜叉”の異名で知られていた。
あるとき、彼らの瀋陽に関する報告が全て偽造されていることに気付いた本部は、ソウル中央検察庁のハン・ジフン検事を特別監察官として同地に送り込む。
夜叉とブラックチームの活動を調査するジフンは、やがてスパイたちの攻防に巻き込まれていく。。。

ドラマ『刑務所のルールブック』嵌まったなぁ~のパク・ヘスが出てたしかなり上がったなぁ~しかし(横山やすし風に👓️)。
しかも、個人的にはエキサイティングなアクション満載のスリラーで楽しめました。
と云うのも、ほとんどの事件が中国北東部の都市で起きてたし、韓国人と日本人が、北朝鮮の諜報部長から極秘情報を聞き出そうと、ノンストップで攻防を繰り広げるのが小気味良い。
韓国の俳優たちの演技も良かったし脚本も悪くない。
戦闘シーンも中々どうしてリアルで隙がなかった。
今作品には、北朝鮮も韓国も、日本政府もアメリカ政府も統一朝鮮を望んでいないこと、そしてもちろん中国も北朝鮮が韓国と統一することを望んでいないことに気づいているみたい。
なんて隠れたメッセージも込められていたかな。
この隠されたメッセージは、世間知らずの人を除けば、世界中のほとんどの人が既に知っている公然の秘密。
故に今作品は、非常にユニークでエキサイティングなスリラーであり、少々不条理やけど、とても楽しく見れました。
kuu

kuu