円柱野郎

映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使いの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前作「のび太の恐竜2006」と同じく、TVアニメ版とは全く違うタッチの画が良い感じ。
特に序盤、今まで観たこともないくらい“やわらかそうな”ドラえもんの演出と来たら、思わずさわってみたくなるw
今回はシリーズ初の女性監督作ということらしいけど、そういう演出に女性らしさを感じるね。

脚本は原作やオリジナル版からは結構変更が加えられてるけど、元々の細かいご都合な展開は巧く練り直されてるし、個人的には満足。
特に、原作ではワンポイントで出た後にどこへ行ったか分からないメドューサの設定を、大幅変更することでストーリーラインに一貫性を出したのは見事です。
それをゲストキャラである美夜子の人物背景に加えたあたりも分かりやすくて良いかな。

逆にその辺の話を膨らませたが為に、ストーリーからそぎ落とされた部分(特に魔界星での道中)もある。
確かに展開上、必ずしも必要である話でなけど、オリジナルを知っている人間としてはちょっと寂しい…。

あと増やしすぎというところでは、プロローグとエピローグにある現実世界側の“謎の星”の部分は、俺は蛇足だと思った。
何で解決したのかよく分からないし…。
(パラレルワールドで解決した影響??)

このレベルでリメイクできるなら、今後の映画版もどんどん過去の名作から良い物を再構築していってもらいたいと思える作品でした。

が、一つ苦言を言わせてもらえば、ゲストキャラの声優にタレントを使いすぎ。
聞けなくはないにしても決して巧いとは言えない。
話題性か何かは知らないけど、やはりプロの配役を俺は望みます。