机

新聞社の記者ヒルディは、ペギーとの結婚を機に仕事を辞め、ニューヨークで広告業の仕事をすることに
しかしその途端、仕事場の近くで死刑囚のウィリアムズが銃を使い脱獄する事件が発生し....

これは、架空の王国のお話みたいです

特ダネか、それとも、、

中盤からスゴい展開に

コメディっぽくしてるけど、あまり笑えなかった

タイトルは「紙面の一面」って意味
取材競争がスゴかった

歌もあり

当時のメディアの事情も知れる

随所に共産主義、黒人差別、男尊女卑などが垣間みえる

続けてホークスとワイルダーも観る一人フロントページ祭りを企画してたけど本作に限ってかノリが異様で怖かった。"死"を期待するマスメディアの奔走と必死でそれから逃げる者たち。

有名戯曲ということもあってかほぼ室内のシチュエーション劇で、死刑囚が執行日に脱走し刑場前にオフィスを構えた記者連が特ダネの匂いを嗅ぎつけて云々。
クライマックスにて机を開ける瞬間のめちゃくちゃ煽ってくるカッティング、次々と電話に飛びつく記者のズームアウトがサイレントのあどけなさを残しつつ、ファッションもまだ20年代っぽいぜ。

４回？くらい映画化されている「フロントページ」の最初の映画作品。

「犯罪都市」なんて邦題がついているが、メディアを皮肉ったブラックコメディ😆。

２回目の「ヒズガールフライデー」が割とライトなのに、出てくるシーンが顔面蒼白になるようなものがあったり刺激的だった印象が残っていたが（メモ見ると前回観たの18年前だ😅、また観てみよう）、本作はその辺りが和らいで、カメラワークで遊んだり、皮肉を可笑しく押し出している印象。終わり方好き😂。

観ていると登場人物たちに呆れてしまうわけさ。
でもそれを狙って楽しませる。
人間のいや〜〜〜な部分が満載😅👏。

マイルストン監督のコメディ作品ってなかなか観られないので貴重でした😊。