Jaya

ファンタスティック・プラネットのJayaのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

惑星イガムでの強者ドラーグ族と弱者オム族が最後には共存というか棲み分けに至るお話。なるほど色んな人に影響を与えたんだろうな、という造形。

造形の荒唐無稽さが魅力の一つである作品には作り手と観客双方の想像力の限界を感じてしまうのですが、この作品も同様でした。面白いけど胸に響かない。化け物的な生物の描写に比してオム族=人間の方は表情がイマイチに感じました。

一貫して淡々とした描写にも途中で飽きがきました。明白すぎる比喩に満ち溢れていましたが、これも鼻白む思い。知性と知識を同一視し、インテリが平和と発展を齎すとは、いかにもフランス的。

インパクトの強さは確かにありましたがもうちょっと昔に観てたら感想も変わるんだろうな、という作品でした。
Jaya

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