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夏
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『夏』に投稿された感想・評価

benno
4.9
本編の前にAaron Cabanas氏によるpresentationが入る構成バージョンを鑑賞しました。

彼によると…
マルセル・アヌーン……。1929年チュニジアに生まれ、15歳で家族と共にパリへ移ります。第2次大戦下でありながらも、ナチによる統制の影響を受けることなく戦争によるトラウマもなかったと言います。
1953年に映画作りを始め、1958年『Une simple histoire 』が認められゴダールやジャン・ユスターシュ(とてもとても観たい監督さん)に注目されます。しかしアヌーンの作品はヌーベルバーグの類ではなく、インスパイアの源はブレッソンやドライヤー…。
また、映画監督に留まらず、ジャーナリスト、作家、俳優、写真家とマルチな才能を魅せます…。


本作は『四季』シリーズの『夏』…。彼の文学や詩、運動のスローガンをナレーションや主人公Graziellaのモノローグで綴ります。1968年の五月革命の暴動から離れ、ノルマンディーの田舎の家に来たGraziella…革命家である恋人Jean-Lucを想ったり、Marianne Weberという女性に手紙を書いたり…彼女のひと夏の日常を追います…。

屋外ではこれでもかと”freedom”に興じ水着で走り回る姿…屋内では対照的に”confinement “に浸り裸でベッドに横たわり憂鬱な表情…。

ポスト・ヌーベルバーグの特徴的な編集…語りの反復や映像と音のズレなど実験的であるのはゴダールを想起はするものの、私には似て非なるものと感じました
。語りの反復では抒情詩的なフレーズで違和感もなく何より映像が素晴らしい…。途中写真のコマ送りを入れたり…とても好みの映像で惹かれます。

そして主人公のGrariella…被写体はひとりなのにどれも別人のように見えてしまいます。

特にお気に入りは…
彼女が鏡の前のキャンドルに火を灯します…
そして暖炉の前へ…
カメラはずっと鏡を映したまま…
鏡に映る彼女と暖炉の燃え盛る炎…
鏡のフレームに収まって1枚の絵画のよう…
再び鏡の前に行きキャンドルの火を吹き消します…
鏡に映るのは……暖炉の炎だけ…。

またロバを映し、次の瞬間ロバはいません …« Balthazar a disparu. »(バルタザールは姿を消した)明らかにブレッソンの『バルタザールどこへ行く』のオマージュと見受けられます。

そしてラストはミラクルが起こり…
  L’été va se terminer. もうじき、夏が終わる…。

因みに撮影監督をしたバベット・マンゴルトはブレッソンやアケルマンの撮影も行なっている女性写真家で彼女の写真もとても印象深いです。


thanks to; ゴリアテさ〜ん𓂃܀ꕤ୭*
     情報ありがとうございました⁺∗˚
     素敵な作品に出会えました⁺∗˚
     
RIO
3.5
ザクセン公に抗議したミヒャエル・コールハースを英雄視していた
カフカもこの小説は読んでたそうです
「バトル・オブ・ライジング *コールハースの戦い」でマッツ・ミケルセンが演じてます☆カッコいいですね✨


誰がつくった誰のために
歩道の下には砂浜だ
中途半端な革命家は墓穴を掘るとか
詩を繰り返すのですが

タイプライター☆カフェオレタイム☆朗読☆草むらを無邪気に走る のシークエンスが厳しい
麦わら帽子を被って歩く左に折れる一本道は美しかった
壁に貼ったポスターとか言葉がコラージュアート

耳を擽るような音
柔らかいモノクロが綺麗だけど
入り込めなくて悲しい気分に
でも何か塊を投げようとして投げなかった仕草に体が一緒にとっても動いてしまった💧
思ったより入ってた

「秋」の作品とは面白さが違ってました

僕の体には愛の廃墟がある
観れぬなら、(英語)字幕でも見よう ホトトギス

ということで、ブルーワーカーの僕には休みを取ってビビる程高い新幹線代を払って東京のアンスティチュ・フランセまで行く余裕はどこにもなかったので、偉大なるサイト,CCCB様の恩恵に授かり、慣れない英語字幕で視聴しました。

クラシック音楽が流れ、女性が走る。

これぞ僕が観たいヌーヴェルヴァーグです。

ゴダール映画のあの独特のナレーションは、アヌーンをパクっていたんだなというのがわかりました。(ほぼ同時期ですが)

是非日本各地の映画館でも上映してほしいですし、四季ボックスが発売されるなら10万までは余裕で出します。

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製作国:

上映時間:

65分
3.6

あらすじ

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