ついに鑑賞！！！！先日からNETFLIXで配信開始されたし、最近FilmarksやInstagramでかなりの頻度でレビューを観るので興味本位で観てみたら、後悔しました。以下レビュー......。
セラピストとして働くローズは、ある時に面会した患者に生じた異変が原因となり "笑顔" がトラウマとなってしまう。これを機に、彼女を様々な恐怖が脅かし始める......。
🙂斬新な題材🙂
『ミッドサマー』 "明るい"
『イット・フォローズ』 "エイズ"
『へレディタリー/継承』 "遺品の呪い"
『クワイエット・プレイス』 "静寂"
『MEN 同じ顔の男たち』 "女性搾取"
『ジェーン・ドゥの解剖』 "死体"
『透明人間』 "見えない存在"
『ゴーストランドの惨劇』 "人形性愛"
『アンフレンデッド』 "Skype"
近年ではこのように特異な題材を扱うホラー映画が増えてますね。そんな中で本作は特に異彩を放っている気がします。今まで無かったかも？？？
😀演出😀
・豹変
劇中では、笑顔の伝染の仕組みに関して "それまで話していた相手が目の前から消えた感じになる" という言及がされていたわけですが、改めて考えると怖い。彼らの豹変ぶりが本当に怖いんです。見開いた目と剥き出しになった歯が引くほど不気味で、見れば見るほど不安になります。個人的に一番怖かったのは、主人公ローズの主治医マデリンの豹変ぶり。笑顔と変顔のが混ざっているがために怖さが倍増。なんか自分の小さい頃に見た夢で出てきたモノ思い出して普通に泣きそうになったな......。
・反転
劇中で度々見られた画面の反転。これは恐らく、笑顔が伝染した人間が豹変する過程を抽象的に表現しているのではないかと推測。
・長回し
これは、ホラー映画における法則に関連することだと僕は思っています。急にカットが少なくなると "絶対来る！！！" と勘づくことが出来たのは良かったけれど、分かっててもビックリして大声出る。ホント怖い......😭
😁ケイトリン・ステイシー😁
本作で特に拍手を贈りたいのは彼女。ポスターにもある彼女の "笑顔"、やっぱり怖い。序盤で大学院生として登場したケイトリンの演技は素晴らしかったです。彼女の "笑顔" があったからこそ大々的な人気に繋がったのだと思います。『スマイル』のイメージが強いケイトリンですが、2000年代から多くのテレビシリーズに出演し、子役として活躍。本作のルーツである短編映画『ローラは眠れない』にも出演されています。笑顔が最高に素敵な女優さんです(色々と調べたけどお顔が美しすぎる......)。
こんな純粋に怖いホラー映画は『死霊館』以来。観てる最中なんて普通に泣きそうになったし、暫く "笑顔" がトラウマになるかもしれない......。目に映る全てが脳裏に焼き付く度肝を抜かれる傑作。冗談抜きにスゴい、この映画。
