社畜のループ映画。
上司の夢の為に部下が一致団結して頑張るって、日本人的だな～と呆れる。忙しいのに、何で上司の為に頑張らなあかんねん！
そんな文化だから、小沢が松本に女性を上納接待するのだろ⁉
日本のパワハラ・セクハラは社畜社会が遠因だろう。
「社畜魂」は捨てろ！
でも面白かったから、私も「社畜魂」飼ってるんだろうなぁ・・・
面白いと思った人は社畜です。
社畜度チェック映画。
そもそもタイムループ物には疑問がある。
同じ日を繰り返すが、大抵主人公以外はそれに気付かない。
でも本当は、気付く主人公の方がおかしいと思う。
前日に戻るということは、主人公もリセットされているので記憶がないのが本当だろう。
童貞が初体験の後に、前日に戻れば童貞に戻っているハズだ。
初体験の記憶が残っていたらおかしい。
初体験の記憶だけ残って、まだ体はやってないとしたら、そいつは童貞なのか違うのか？ タイムパラドックス、いや童貞パラドックスだ。
処女だと、もっとハッキリと体と記憶が矛盾するだろう。
だから、前日の記憶を持ってるのは不自然なのだ。
なのに主人公だけが、前日の記憶を持っているパターンが多い。
ということは、主人公だけが歳を取るということではないか？
周囲の人間は、1日前にリセットされてるから歳は取らない。
同じ日を繰り返しても、主人公だけは「これで100回目」と100回分の記憶があるのだから、その分の歳を取っているのでは？
だから主人公だけが、どんどん老化する作品があっても良いと思う。
ループではなく、主人公だけが「昨日の世界」に飛ばされたのなら納得いく。
それが毎日、同じ「昨日の世界」に飛ばされるのでループに見える。
これなら、主人公だけが前日の記憶があるのも頷ける。
ところが本作では、部長以外は全員ループに徐々に気付くという新設定。無理あるだろう！！
毎回鳩が窓にぶつかることで目覚める。
目覚めるって何なの？ 催眠状態にかかってたの？
まあ、いいけど。
ただこの話の不思議なところは、ループの原因が主人公の怨念とか後悔ではなく、部長の怨念や後悔から発生しているところ。
主人公の内面と関係ない。だったら部長の話じゃん！
部長の後悔の念を晴らすため、皆で頑張るという展開。
これは日本的なドラマツルギーではないかと思う。
個人主義ではなく全体主義。
『忠臣蔵』以来のお家芸。
海外に出せば、どう評価されるのか？
「どうして部長の夢を皆で叶えないといけないの？ ワカリマセン」と訊かれたら、胸を張って答えよう。
日本は社畜社会だからです!!
松本様が「ごっつええ感じ」になるよう上納、上納♡♡
