タイトルは憑依ゲームの合図であり、主人公ミアの母親への想いでもある。
謎の死を遂げた母に、真相を語って欲しいのだ。
母の霊はミアに何を語るのか・・・
ミアは依存性の強い性格だが、母親が死んでからは父親に不信感を抱いて依存できない。それで親友の家に寝泊まりしている。
依存性が強い彼女は、取り憑かれやすいとも言える。
心を支える相手を常に求めており、それが親友の家族から心霊へと変わっていく。
一見弱々しいミアが共感を得そうなキャラなのだが、見てるとイライラする。親友の弟に対して無責任なのだ。
親友の弟が憑依ゲームのせいで入院する。彼を救う口実で近づくが、本当の狙いは母親の霊との再会だ。
その母親の霊の正体が解らないから観客は不安になる。
だからミアに共感できそうで、 全く共感できずイライラが増す。
感情移入という意味では、ちょっと面白い作りになっている。
『90秒憑依チャレンジ』という、TikTokやショート動画にピッタリな解り易くキャッチーな憑依ゲームを考案したところが凄い。
YouTuber監督の面目躍如だ。
しかもドラッグのメタファーになっており、若者に受けそうなスタイル。
心霊はついにドラッグレベルの手軽なトリップ体験になった。
クスリより素早く90秒でトリップできる!!
渋谷でも流行りそうだ。
今年のハロウィンは、『憑依トリップ』で渋谷でパーティ！
ドラッグをキメてエッチやドライブするように、憑依トリップでエッチやドライブをする映画が出て来るかも？
『ワイルドスピード/憑依メガマックス』でシリーズ続投だ!!
運転中、意識ないってサイコー！！！
