卒業後、校舎を取り壊す高校の女子高生4人を中心としたた、卒業式2日前からの物語。
河合優実と小野莉奈目当てで鑑賞したけど、
いろいろ思い出してグッときた。
単独主演と最初は思ったけど、この4人が主演と言っていいかな。一番のシリアスパートを任された河合優実はさすが。ここで何度も書いた、「短い出演時間でも必ず爪痕を残す」は健在。『PLAN 75』のあのシーンを思わせるようなアップも。
『アルプススタンドのはしの方』同様、元気いっぱいなキャラなのだけど、卒業後彼氏と遠距離になることになってギクシャクしている役を演じる小野莉奈はいじらしくて応援したくなる。
初めて見た、ちょっと小林麻耶似!?の中井友望と一瞬ジャルジャル福徳?と思った藤原季節の図書室のエピソード、これが一番良かったな。
ちょっと、いや結構泣かされた。
そして軽音部のエピソード…部長役の小宮山莉渚も良かったのだけど、ここ最近出演作が続いてる佐藤緋美の存在感が凄い。『ケイコ 目を澄ませて』とも『あつい胸騒ぎ』のター坊ともまた全然違う。
朝井リョウ原作、あの『桐島、部活やめるってよ』のスクールカースト味もさらっと。
こちらも初めて見た窪塚洋介の息子も含めて、これから楽しみな役者たち。
卒業式、校舎の取り壊し…ただでさえ感情を揺さぶるテーマを上手く描いていてなかなかの良作だった。
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ここから少しネタバレします。
これから鑑賞される方は読まれないように…
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4つのエピソードがどこかで繋がっていて…あれ!?小野莉奈のバスケ部のエピソードだけ繋がってない??そこも繋がってたら完璧やった。
惜しい。