犬たろ

最悪な子どもたちの犬たろのネタバレレビュー・内容・結末

最悪な子どもたち(2022年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

荒んだ町
淀んだ空気
心の拠り所は
見当たらない

私たちは
最悪な子どもたち

“傍に居てくれないと困る”
親は粗末に扱う

“夢を持つ?馬鹿なの?”
友は虚しさを洩らす

誰かを挑発せずには
いられない
挨拶と言わんばかりに
悪態を吐く

誰かを蹴落とし
安心を勝ち取る

それが僕らの日常

問題だらけの
子どもたち
完璧じゃない
大人たち

環境が人を育てる

変わりたい者と
変われない者で
わかれる

喩え馬鹿にされても
まだ諦めたくない
自尊心が勝つ

恋に落ちる

毛羽立ちが整う
苛立ちが和らぐ

手を取り踊る
何者かに成る

愛する気持ちが
自然と溢れ出す

誰かを愛し
誰かに愛される
喜びを知る

僕らは
最悪な子どもたち

笑顔が似合う
輝きを放つ

大人の階段を登る
ここから這い上がる

自制心を得る

奇跡は掴める

p.s.

教育は未来への投資
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