大場つぐみのコミックを原作としてTVアニメや実写映画で人気を博したサスペンススリラー「DEATH NOTE」のTVアニメの特別版の続編。
宮野真守、日髙のり子、中村獅童らが声優を務める。　

空から落ちてきた1冊のノート「デスノート」を手に入れた大学生の夜神月（ヤガミ　ライト）。
このノートに名前と死因を書き込むと、その通りに人が死んでしまう。
彼は救世主キラを名乗り、正義の名の下にデスノートを使い、次々に犯罪者を殺していく。
警察は国際探偵のLを招き、連続殺人の犯人キラをあと一歩の所まで追い詰めるが、キラの策略によりLは無念の死を遂げる。
ライトはLになりかわって捜査員としての活動を始めるが、裏ではキラとして裁きを続けていた。
そんな折、Lが育った児童施設ワイミーズハウスの天才少年ニアがキラに挑み、二人は頭脳戦を繰り広げるが......　　

前作のラストに引き続き、「これからは新世界の創世を見せてやるよ」で始まる。
真の正義は何かを問いかけた作品。
本作では新しく多くの登場人物が登場するが、新メンバーの説明が不十分で、結末も強引すぎて分かりにくいのが残念。
あくまでもTV版のダイジェストとして楽しむ作品。
ラストは切なくも感じられる。
果たして二人の頭脳戦の決着は如何に？
「お前が死んだとき　俺がお前の名前を俺のノートに書くことになると　これはノートを人間界に持ち込んだ死神と　そのノートを最初に手にした人間との間に出来る掟だ」
”死んだ者は生き返らない”　

2022.11　BS12で鑑賞（日曜アニメ劇場）
2022.6　BS12で鑑賞（日曜アニメ劇場）

• #ニアとネロ
• #ワイミーズハウス児童施設
• #女子アナ

デスノート後半戦。

アニメとしては、神ってる。
演出がいちいちイカすのよ。

ニア、けっこう好きだったな。
Lが居ないのは寂しいが。

二人ならLに並べる。
二人ならLを超せる。

大場つぐみ（原作）・小畑健（作画）により〈週刊少年ジャンプ〉にて連載された作品『DEATH NOTE(デスノート)』。アニメ化もされ(全37話)、そのアニメの総集編のような形で再構築されたのが『DEATH NOTE リライト 幻視する神』と本作『DEATH NOTE リライト2 Lを継ぐ者』。本作は夜神月のライバルだった〈L〉亡き後、その〈L〉に代わって夜神月と対峙するニア・メロを中心に描く。アニメの後半部分を約90分の作品にまとめ直したもののため、やや端折り感が強いものの、これはこれで楽しめる。

原作とアニメではラストに違いがあり、原作は「これ、本当に少年ジャンプ作品か…」という衝撃的なラストだったが、アニメ版はやや静謐な哀愁漂うような終わり方になっている。どちらが好みかは人それぞれだね。アニメ版では逃走中の夜神月が高校生の頃の自分とすれ違うシーンがある。彼はどこで進む道を間違えたのか…いやはや、切ない。

アニメ版は声優の宮野真守や山口勝平が作品をとにかく盛り上げてくれる。もはや言い逃れが出来ない所まで追い詰められた夜神月が狂うように高笑いするシーン等は鳥肌モノである。その他、ニアは『となりのトトロ』でサツキを演じた日髙のり子、メロは『幽☆遊☆白書』で幽助を演じた佐々木望がそれぞれ熱演。

夜神月やLも魅力的なキャラだが、個人的にはニアがお気に入り。アニメ版にはない台詞もあるが、原作ではなかなかの名言(ある意味では迷言)を言い放っている笑。
「ゲームは勝たなければ、パズルは解かなければ、ただの敗者。」
「できるできないではなく、やるんです…。」
「捜査というのは決めつけてかかり、間違っていたら〈ごめんなさい〉でいいんです。」
「怖い者はやらなくていいです。ここから出ないでください。私は怖いので出ません。」
「さっき優秀と言ってましたが、それは成績でただの馬鹿って事ですね。」
「何が正しいか正しくないか、何が正義か悪かなんて、誰にもわかりません。…もし神がいて、神の教示があったとしても、私は一考し、それが正しいか正しくないかは、自分で決めます。」

『DEATH NOTE』、
やはりこれは名作だな！！