このレビューはネタバレを含みます
全員悪人
カットされてるであろう地上波版を観てアレコレ言うのも気が引けるが批評するためにもう一度観よう!という気にもなれなかった。気分の悪い映画。
ストーリーは難解だが本当にザックリ説明するならば「悪魔と賭けをしたDr.パルナサスが賭けに勝つべく偶然拾ったクズ男の手を借りる話」である。
しかし主要人物であるパルナサスもヒース・レジャー演じるトニーもクズ過ぎる。何かもう私が嫌いなタイプの嫌な奴だったので途中からため息をつきながら観た。
パルナサスは酒に溺れ娘を賭けの対象にしてしまう野郎だし、トニーは目先の利益に目が眩む強欲な詐欺師である。しかし2人にはちゃんと制裁が下るのでそこはまぁ…いいんじゃないすか?って感じだった。
カットされている+CMで休憩できる地上波版でもこんなに嫌になるということはスクリーンで2時間ぶっ続けで観たら気がおかしくなるか途中からポップコーンの容器を頭に被るだろう。とりあえずもう観ない。そしてついでにモンティ・パイソンも見たことないがもう見ない。テリー・ギリアムに対してトラウマを深く植え付けられた作品であった。