性犯罪者、ジェフリー・エプスタインに加担した女・ギレーヌの素顔と事件の真実に迫る

エプスタインに加担し逮捕されたギレーヌ。英国のメディア王、ロバート・マクスウェルの娘として育ち、英国社交界の花形だった彼女の闇を関係者の証言と共にひも解く。

ギレーヌが、なぜ卑劣な犯罪に手を染めるに至ったのか？有力者の父を亡くし後ろ盾を失ったギレーヌは英国からニューヨークへ移住し、父に代わる庇護者を探し始める。白羽の矢を立てたのが、投資詐欺で巨万の富を築いていたジェフリー・エプスタインだった。


Netflix限定シリーズ『ジェフリー・エプスタイン 権力と背徳の億万長者』と併せて観たい作品。
正直白人の金持ちが子供を買ってるイメージしかなく、おじさんがセレブに人身売買(凱旋)を行なっていると思っていた。が、本来はその裏で暗躍していた女がいたという話。
逮捕当時エプスタインばかり報道されていたので、こんなに話が展開しているとは知らず驚いた。ギレーヌの行動だけでなく家庭環境も知ることで、彼女自身がサイコパスな性格をであることに納得がいく(先天的か後天的かは置いといて)。
教会だけでなく、"滞在地"で声を掛けられて、悪い意味で人生が変わってしまうの、欧米ならではの怖さだな。

鑑賞記録✍️

エプスタイン島の噂は
以前から海外ニュースで情報を得ていた。
ただ、陰謀論の一貫と思っていた。

逆に数百の少女虐待を犯していながら、
世論を陰謀論で留めていたことに驚く。
なんせ近年になるまで有罪にならなかったのだ。

FBIも弁護士も押さえつけていた
エプスタインの権力の大きさに震え上がる。

汚い脅しで被害者の傷を抉るように、
口止めを行っていたのも許せない。

その脅しの中心となっていたのがギレーヌ。同姓ならば本来分かるはずであろう、少女たちの恐怖。自分が女性であることを利用し安心させて、一人一人の未来を潰していた彼女こそ終身刑になるべきであろう。



これを先に見た人は
「ジェフリー・エプスタイン」のドキュメンタリーも見るべき。