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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)のBellenのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

●毎年劇場で鑑賞している名探偵コナンシリーズ。今年も公開翌日の土曜日に劇場で鑑賞。

●今年は、黒の組織があますことなくテーマとなっており、通年のシリーズよりも更に緊張感の高まる演出となっており、その点だけでも非常に点数が高い。

●さらに、灰原哀が主人公級のスポットライトを浴びており、灰原好きとして、個人的にはここも非常に得点が高い。

●特に今年は、PINGA(ピンガ)というキャラが登場するが、老若認証システムによって、彼が、灰原=宮野、コナン=工藤という点に気づくという展開は、コナンシリーズを振り返っても最大級とも言えるピンチであり、非常に面白かった(結果、ピンガはジンによって、おそらく海の底に沈められたので、今後、正体がばれているという前提で話が進むことは基本的にないと思われるが)。

●老若認証システムによって招待がばれた灰原が、黒の組織によって拉致られ、潜水艦の一室に閉じ込められるという演出は、灰原にとって相当酷な展開であり、かなりの緊張感があった。

●海中で、助けに来たコナン(工藤)が気を失っていたところ、間接キスをして助けた後に、「あなたとキスしてしまったんだから」という灰原の心の声が流れた演出は、往年のコナン・灰原ファンからすると、たまらない展開であるし、救出後、毛利蘭に灰原がキスをして「お返し」をするという演出も憎いものがある。

●また、ベルモットが、今回、灰原・工藤を助けたわけでが、その真意が分かりかねる部分もある点も謎深い。特に、宮野に化けて、老若認証システムの不完全さを演出した点は、完全に二人を助けたことになっている。

●その他、キール、赤井、安室等も活躍しており、ファンには至極の一策になっているのではないか。
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