芦原健介監督作品。

町役場で生活保護の受給手続きを担当する職員。労働に対する不毛さから退職しようとするが、上司に「保護」してもらう。ペットとして。

彼をペットにするマダムは、彼にピアノという芸を習わせる。だがその理由も分からないしー息子（？）がピアノを弾いていて、彼がいなくなってしまったから？ー、いきなり人前で演奏させる理由も分からない。その理由のなさがとてもこわい。さらに一度の失敗で転売するのも恐ろしいし、不条理の極みだ。

転売後として、戦場に送り出すというシチュエーションは突飛だし、そのぶっ飛び加減も面白い。

私たちはペットになることを欲望しながらも、懸命に人間であり続けなければいけないのかもしれませんね。

• #ロサ映画

シネマロサにて“芦原健介監督短編特集上映”を鑑賞。『マニブスの種』『ペットショップ』の2本。やべえ植物を育てる男の話と、謎多き富豪に保護される男の話。それぞれ奇妙感のある作品で、どんよりダークな要素と変テコファニーな要素が味わえた。短編ならではのふわっと突き放される感じの余韻が○。

『芦原健介監督短編特集上映』で鑑賞
しゅはまはるみさんが出てるのでClipしてましたが、何の前情報もなく鑑賞。
純粋にペットショップの話だと思って観てましたが、途中からびっくり。そういうことか！
しゅはまはるみさんの存在感がすごかった。黒幕？と思ったけどお客さんなんですよね。
こちらもカメ止め(スピンオフ)から応援している吉岡優希さんの出番が少なかったのが、すこし残念。