初志貫徹。
宮崎駿監督が作るジブリ映画は、40年の時を経ても変わらずにあり続ける。それはジブリという新たなアニメーションを作り上げた1984年から志変わらずにジブリとしてあり続けた。
そして、この作品は宮崎駿監督からの映画とはジブリとはという問いかけである。
情報解禁をせずに公開し、3週間経った今でもメディアに情報を制限している。徹底したこだわりがある作品に予告を観なくても興味の湧く映画ファンは少なくないはず。そして、映画としての本質は何も知らないことだと私も思う。
もし、この作品をジブリ作品のどの作品も見ていない状態で鑑賞していたらどうだったろうか?
大半の人々は、沢山のジブリ作品を知っているからこそ比較もできるし、善し悪しを決めてしまうのかもしれない。しかし、これをジブリ作品を見たことが子供や海外の方が見たら、どう感じるのだろうか。初めて、ジブリ作品に出会ったときのような感動に出逢えるかもしれない。
そして、一度しか見ていないこの作品を評価することは極めて難しい。
年齢を重ねて観ることによって味がでるジブリ作品だと私は思うから。
スコアは次に観た時に付けさせていただきます。
ネタバレがないように書きましたが、まだ鑑賞されていない方は私のレビューを見ないことを勧めます。