翔海

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカの翔海のレビュー・感想・評価

4.5
全てが好きすぎる。

とんがりリーゼント頭に黒のサングラス、上下スーツにとんがりブーツ。
一目見たら忘れないほどのインパクト。その見た目の男が集団で行動している。故郷のシベリアからバンドマンとして売れるためにアメリカに上京する。田舎育ちの彼らの音楽は見た目に反してとても優しい音楽をしている。アメリカの流行はロックンロールだと知るが、ロックンロールを知らない。アメリカに着いた彼らは、メキシコで結婚式があるので、メキシコに向かう。アメリカ各地を巡りながら音楽を知ることで彼らバンドの音楽は成長して、彼らは目的地であるメキシコを目指す。

コメディセンスが秀逸でドンピシャに好き。
昔から少し変わったものが好きで、そこまでのサブカル好きという訳では無いけれど、こういうカルト的人気のある作品にハマってしまう傾向があった。たしかに、万人受けやちゃんと構成がしっかりしている作品も良いと思うけど、たまにこの作品のような自分の好みがドンピシャにハマる瞬間がある。この映画は正しく、全てが好きな要素が詰まっている。短いストーリーの中に起承転結やバンドのストーカーをしている男のストーリーも含まれて、上手い感じで会えない様子もシュールで良き。キャデラックの上に死体を積んで霊柩車代わりにして、後ろからバンドマンが演奏して街を練り歩くところを警察に捕まるとか訳分からないし最高すぎる。

言い過ぎかもしれないけれど
マイベストコメディ映画に選びたいと思います。これを超えるコメディ映画に出逢うことができることをたのしみにしながらも、笑いたいときにはこの映画を見ることにします。みなさんにも一度は観てもらいたい! そして、レビューをたのしみに待っております。
翔海

翔海