内容忘れがちな名作アクション・シリーズ
【ジェイソン・ボーン②】
◆主人公:
ジェイソン・ボーン (マット・デイモン)
◆目的:
・トレッドストーン計画の全容究明
◆舞台:
インド→ナポリ→ミュンヘン→
モスクワ→ニューヨーク
◆印象的なアクション:
・10分以上にも亘るボーン・暗殺者・
モスクワ市警三つ巴の大追跡チェイス
◆監督: ポール・グリーングラス
◆シリーズ興収: 第3位 (5作中)
〈見処〉
・ヒット作の続編ながら、製作スタッフを一新し、ドキュメンタリー出身の
ポール・グリーングラスを監督に登用。
・結果、前作を上回るスピーディーなカット割り、ハンディカメラによる至近距離ショットを中心にアクションを構成。まるでドキュメンタリーのような本作の高いリアリティー演出は「発明品」として認知されている。ネット評論を見ると『96時間シリーズ』などのアクションは本作の模造品だそうだ。
・冒頭は、まだ記憶が戻らないボーンがマリーとインドにいる場面から。ここで波瀾万丈のストーリーが展開、ボーンはCIAを追うことを決意。
・CIA内の理解者パメラ・ランディが登場。本作からボーンと不思議な信頼関係が築かれていく。
・本作にて、CIAの「トレッドストーン」計画の陰謀が判明し、ボーンの過去の任務と記憶喪失の経緯が明らかになっていく。
・108分と短めの作品ながら世界を股にかけたアクションにて、密度が濃い佳作。