その存在と才覚を認め、この俳優さん好きだなぁって思った時にその人はいない—— 。

映画を愛する者として、これが一番切ないんですよね。

本作主演のアントン・イェルチンもまさにそう。ポール・ウォーカーもそう。出会うのが遅過ぎた。でもポジティブに捉えれば、その一瞬を切り取った映画というメディアだからこそ、彼らにはいつでも、何度でも逢える。

偽造運転免許証を生徒達に売り捌き、名門私立高校を退学になったチャーリー・バートレット（アントン・イェルチン）。転校先の公立高校では、男子トイレでのカウンセリング業と自分の精神科医から手に入れた処方薬を売り捌くビジネスを思い付き、一躍人気者に—— 。

イェルチンちんが、頭脳明晰で金持ちの高校生役。ロバート・ダウニー・Jr.が校長役。イェルチンちんの母親役は、MCUでトニー・スタークの母親役で、本作のヒロインは「マイティ・ソー」シリーズのダーシー役を演じたカット・デニングス。

主要キャストからMARVELの匂いがぷんぷんするのも、テンション上げてくれるじゃない。

やっている事はドラッグディーラー。
クセが強めの青春ムービー。

お抱えの精神科医から処方されたクスリで、ハイになったチャーリーを演じるアントン・イェルチンの演技が素晴らしい！！

クルクルと色んな表情を魅せるイェルチンちんの演技は、思わず巻き戻して二度見しちゃう程。

ロバート・ダウニー・Jr.は、社長や校長など、上位権力に携わる役がやっぱり合うよね。庶民の役は想像つかない。

ヒロインのカット・デニングスがとてもキュート。ちょっとすきっ歯だけど。

頭が良過ぎるというのも困りもの。
その能力をどの様に活かせばいいのかがわからない、未熟な高校生が、騒動を通して大人になっていく成長譚。

「サザエさん」のカツオも間違いなくこのタイプ。

それにしても、男子トイレに躊躇なく入っていく女子とか、あちらの国は凄いなぁ。「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」でも共同トイレかと思うシーンがあったけど。

青春映画としては変わり種だけど、主要キャストのファンなら観て損はない筈。

• #2020akirunaway
• #邦題、こんなんで委員会

勉強できてお金持ちのお坊ちゃんでもある主人公の男の子チャーリーは、ちょっと変わり者。
学校一の人気者になりたいばかりに校則、法律を犯して私立校を退学になるところから物語は始まる。
チャーリーはもちろんの事こと、優しくてきれいだけどどっかズレてるチャーリーのママも登場人物みんな、とっても個性的でリアリティはない代わりにマンガチックで観ていて飽きず、面白い。

私立校から色んな環境の生徒が通う公立校に行っても戸惑うことなく、チャーリーは学校一のおバカな乱暴者に登校初日に殴られたのに、バディ組もうとするクレイジーさ。
チャーリーを演じたアントン・イェルチャンの演技最高すぎ。
素晴らしい演技をする彼が26歳という若さでこの世を去ってしまったのが悔やまれます。

精神科の主治医に処方してもらったお薬を、こっそり生徒に売り飛ばすとか全然許されたもんじゃないけどw
トイレの個室でお悩み相談室やってしまうそのバイタリティはなんともすごい！
先生でもなく、親でもない、よく知らないちょっと風変わりな転校生チャーリーだからこそ可能な所謂隙間ビジネスで、いつの間にか念願の「人気者」になっていく様子は清々しくて楽しくてニヤニヤしてしまった。
チャーリーがこの学校で恋したスーザンをカット・デニングスが演じているのだけど、性格も良くて美人のスーザンがめちゃくちゃ良いエッセンス！
学校の校長でもあるスーザンのパパ(ロバート・ダウニーJr.）とスーザンとのちょっと複雑な父娘関係を、チャーリーの存在が起爆剤になっていく様子を、ラブストーリーではなくほっこりとしたヒューマンストーリーの側面を丁寧に描いているのに好感が持てました。

やっと観れた…。レンタル見つからなかったので購入！！！アントンの魅力が全てつまったような作品でした。最高です。天才セレブ高校生チャーリーバートレットは彼にしか演じれないね。ジャズピアノ弾きながらドラッグで狂ってくシーンがめちゃセンス感じた。アントンが生き生きしてて涙がでました…。彼は映画の中で生き続けます！邦題はださいけど、ほんとに名作です。みんなに観て欲しいです！！DVD貸します（笑）。