富裕層の問題児の子供が多く通う学校がテロリストに占拠される話。悪ガキならではの知恵を活かして、冷静にテロに対処しているのがなんか意外で面白かった。内容も分かりやすく、サクッと観れる青春アクションだった。

“友達と一緒でなければどこにも逃げない。”

平成カウントダウン！90年代の良作を観よう週間。全寮制男子校がテロリストによって制圧されてしまう中、悪ガキ達が知恵と勇気で立ち向かっていく。“ルディ”のショーン・アスティンと“スタンドバイミー”のウィル・ウィートンの共演と聞けば平成の血が騒いでしまう。

ショーン・アスティンは“ロードオブザリング”シリーズのサム役で有名だから絶妙にルイージポジション俳優のイメージがあるけど、実は主役をやらせてもとても良いんだよ！テロリストが間抜けなところとか、人死んじゃっても気にせずストーリーが進むところが平成って感じで好き（笑）アメリカで寮生活してる時は早く抜け出したかったけど、今はすごく戻りたいなぁ。

• #発掘良品が優秀

うっわーーー！！！！
こ れ は
たまらなく好きだーーー！！！！

「グーニーズ」のショーン・アスティン、「スタンド・バイ・ミー」ウィル・ウィートンの共演！！

全寮制の高校がテロリストに占拠された！
周囲には爆弾が仕掛けられ、人質は92人。学校を救う為に立ち上がったのは、日頃から悪さを繰り返し、教頭から目をつけられていたビリー（ショーン・アスティン）ら悪ガキグループだった！

「ホーム・アローン」の様に、子どもの目線に合わせた甘めの設定かと高を括っていたらとんでもなかった。

テロリストはガチで本気だし、学校にアパッチ飛んでくるし、これは完全に大人向け。

張り詰めた緊張感。
90年代の映画は何でも本気！

そして、冒頭で描かれるビリーら5人の悪ガキっぷり！
夜な夜な学校を抜け出すわ、
うがい薬に酒を混ぜて学校で売りさばくわ、
タバコは吸うわ、
地下室に集まりこっそりテレホンセックスに掛けてみるわ、酒とタバコと女のコンプリート。大人の真似して背伸びしたいお年頃。

かくして彼らはテロリストと対峙する事になる——

以下ネタバレ。


















1時間毎の点呼はあるものの、生徒達は中庭で過ごせる自由を与えられている。しかし、点呼の際に1人でも人数が減っていたら命はない。

ビリーがテロリストの情報を外部に知らせる為に決死の覚悟で学校を抜け出し、ひた走る！戻って来るまでの1時間がヒヤヒヤ！

ここから泣けるポイント突入。

教頭がビリーを「信じる」という言葉！
目が〜〜、目が〜〜（ムスカ）！
目頭が熱い！！

日頃、あんなにイタズラされまくっているのに！！

そして銃弾に倒れるジョーイ（ウィル・ウィートン）…。
目が〜〜、目が〜〜（ムスカ2回目）！
目頭が熱いどころか泣けてくる！！

やっぱり、子どもが犠牲者になるのは辛過ぎる…。

ショーン・アスティンが着ているたるんたるんのタンクトップは、見ているこちらが恥ずかしくなるけど、彼の演技は本物。

5人並べてもやはりリーダー役はショーン・アスティン以外考えられないし、中盤の泣きの演技は流石としか言い様がない。

これはなかなかの傑作！！

待望のソフト化という事で、レンタルするも良し、買うのも良し。

僕はこの映画を広める伝道師になりたい。

• #2019akirunaway