みんな呆れろ清水まゆみ♡劇場！！

この作品のトップクレジットはあくまで川地民夫さんと浅丘ルリ子さん

でも実際にインパクトがあるのは赤木圭一郎さん！

そしてジョニー的インパクトは！！
川地民夫さんに想いを寄せる同じアパートの住民、そして汚職事件の罪を背負わされた課長の娘役まりっぺ♡（清水まゆみさん）！！

浅丘ルリ子さんの父親で会社の顧問弁護士が清水まゆみ♡劇場でも悪役専門の人なんで話は見えやすい

その顧問弁護士と川地民夫さんの母が不倫してる設定だからまあややこし…

我らがまりっぺ♡はあんまり直接的な話に絡んでない気もするけど気弱な課長の娘とは思えない気の強さ！

これこれ！！
これがまりっぺ♡の印象を鮮やかに焼き付けるんだ！

この社会派サスペンスもけっきょく誰も幸せにならない話なのに赤木圭一郎さんとまりっぺ♡にはなんとなく明るい未来が開けるような…
♪雪のシラカバ並木〜♪

いや…
現実には赤木圭一郎さんは21歳で亡くなったけどね…

もしまりっぺ♡が和田浩治さんとのタッグじゃなく赤木圭一郎さんと組んでたら？

この作品見てると世間一般でまりっぺ♡と浅丘ルリ子さんとネームバリューに開きがあるのは謎なんだけどな…

まあタイミングというか運というか

そんなことに思いを馳せながら今日も競馬
ジャパンカップはイクイノックスにあんな走りをされたんじゃ出る幕ありませんでした

先週は先週
今週はきのう好調だったのでその勢いで！！

• #パールラインまりっぺ♪清水まゆみ

西河克己監督1959年の中編。若者の理想が現実に打ち砕かれる話が鋭くまとまっててなかなか見応えあったね。司法試験合格を目指す苦学生の川瀬が師と仰ぐ弁護士の緒方がまさかの企業汚職の隠蔽に加担してるという、理想と現実のギャップの話。半世紀以上前の映画だけど、今のリアルな日本の政治の不正隠蔽がそのまま重なって背筋に寒いものが走った。

緒方が川瀬と同じ苦学生という境遇により苦労を強いられたことが強烈なコンプレックスになって、娘を愛する川瀬を同族嫌悪的にしか見られない。彼のしたたかな上昇志向が誰もが己の利に走る殺伐とした組織の現実をむしろ積極的に受け入れ利用してて、この二人の対比が理想に燃える若き川瀬がもしかしたらこれからそうなるかもしれない薄汚れた老年の姿を暗示してた感じ。

本作は「風のある道」が良かった清水まゆみ目当てで観て、あっけらかんとした中にまっすぐな気持ちを持ち合わせてる役がやっぱり良かったね。浅岡ルリ子の清楚なお嬢様役を見るのは初めてで、魅力が開花する前って感じだった。

タイトルがユニークで観た。庄司役の赤木圭一郎がなかなか良かった。浅岡ルリ子は可愛い。ラストの展開がなかなか良かった。