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コーポ・ア・コーポの作品紹介

コーポ・ア・コーポのあらすじ

家族のしがらみから逃げてきたフリーター・辰巳ユリ(25)、複雑な過去を背負い、女性に貢がせて生計を立てている中条紘(36)、日雇の肉体労働で日々を過ごし女性に対して愛情表現が不器用な石田鉄平(21)、過去の事こそ話さないが「コーポ」の一角の部屋で怪しげな商売を営む初老の宮地友三(66)。彼らは大阪の下町にある安アパート「コーポ」に住んでいる。ある日、コーポで暮らす同じ住人の山口が首を吊って死んでいるのを宮地が見つける。似た境遇で暮らす人間の死を目の当たりにして、ユリたちはそれぞれの人生を思い返し――。

コーポ・ア・コーポの監督

コーポ・ア・コーポの出演者

原題
公式サイト
https://copo-movie.jp
製作年
2023年
製作国
日本
上映時間
97分
配給会社
ギグリーボックス

『コーポ・ア・コーポ』に投稿された感想・評価

ぶみ

ぶみの感想・評価

3.5
いろいろあるけど、まぁええか。

岩浪れんじによる同名漫画を、仁同正明監督、馬場ふみか、東出昌大、倉悠貴、笹野高史等の共演により映像化した群像劇。
大阪にある安アパート「コーポ」に住む人々の日常を描く。
原作は未読。
コーポの住人である辰巳ユリを馬場、宮地友三を笹野、石田鉄平を倉、中条紘を東出、恵美子を藤原しおりが演じているほか、前田旺志郎、北村優衣、片岡礼子、岩松了等が登場。
物語は、スカジャン、金髪で夜は居酒屋で働くユリ、女にモテるがキレやすく日雇いの建設現場で働く石田、常にスーツ姿で文学的な台詞回しをする中条、コーポで怪しげな商売をしている宮地の四人のエピソードが順に綴られていくスタイルで展開していくが、靴を脱いで二階に上がる長屋スタイルで、風呂もないという、ザ・昭和の安普請なコーポが雰囲気抜群であり、映像からタバコの臭いが染み付いた部屋の空気が漂ってきそう。
冒頭、コーポに住む山口なる男性が首吊り自殺をするという、なかなか衝撃的なシーンでスタートするのだが、以降は特に何か特筆すべきことが起きるわけではなく、いや、まあそれなりに何かは起きているのだが、「いろいろあるけど、まぁええか」というキャッチコピーそのままに、柳が揺れるかのように泥臭くもしなやかに受け流しつつ、日々を生きていく様は、まさに生きてるだけで丸儲け。
そんなユルい空気の中、城定秀夫監督の『ビリーバーズ』で体を張った演技を見せた北村が、石田に「住む世界が違う」と言わしめた清純な女子大生を好演していたことと、常にタバコを交換したがるコーポの住人を、ブルゾンちえみから本名に戻して活動している藤原がハマっていたのが印象的だったところ。
加えて、一瞬登場した煙草屋の店主の帽子が、近鉄バファローズだったのにはツボった次第。
何かが起きそうで何も起きない日常を綴った系なるジャンルがあるとするならば、本作品の完成度は決して低くなく、これを淡々と地上波の二時間ドラマとして見せられてもつまらないのだろうと思うと、非常に映画らしい作品であるとともに、近過ぎず遠過ぎずという絶妙な距離感で人と繋がることの心地良さが伝わってくる一作。

軍手、それ園芸用や。
ここ数年で見た作品の中で最低の出来。
もちろん今年ワースト1。

分かってはいました。
分かってはいましたが、わずかな希望を持って劇場へ行きました。
ハードルが低い分、もしかしたら面白く感じるのではないかと。
元々原作が好きで、映画化の発表を受けた時には素直に喜べたのですが、その後続報を目にするたび、あぁ、これは…と自分の中の映画センサーが反応し。
この実写版はスルーするつもりでしたが、ムビチケのデザインの良さに惹かれて、つい購入。
都内の上映館では、ポイントが貯まるグランドシネマサンシャイン池袋で観ようと思っていたのですが、2週間で上映が打ち切られており、足を運んだのはシネマート新宿の夜の回、大きい方のスクリーン。
分かってはいました。
分かってはいましたが、そのまま想像通りの酷さでした。

原作の退廃的でゆるくもある独特の空気感を映画的に再現したいのか、ただただたるい間が多くて、それだけでしんどい。
東出昌大さんが原作にもあるセリフを言うだけで、原作のキャラと重ねてしまい、むず痒く、吐き気を催すほど気持ち悪い。

今作を観ながら色々なことを考えてしまった。
これは監督だけの責任ではない。
その周りのプロデューサー陣が真の悪のような気がした。

うまく説明できないが、
この実写版『コーポ・ア・コーポ』を、原作者である岩浪れんじ先生に再構築して漫画にしてほしいと思った。
別軸というか、スピンオフというか。
おまけの2pぐらいの漫画で。
漫画の中で、原作のキャラと実写版『コーポ〜』のキャラが共演するというか。
実写版の俳優を元に漫画化したキャラで…。
うまく説明できないが。

そんなことを観ながら考えました。
netfilms

netfilmsの感想・評価

3.8
 複雑な過去を背負い、家族や友人たちのしがらみから逃れて来たフリーターの辰巳ユリ(馬場ふみか)がさながら、コーポの管理人のように振る舞う。女性に貢がせて暮らしている女ったらしの中条紘(東出昌大)、女性への愛情表現が不器用な日雇いの肉体労働者の石田鉄平(倉悠貴)、そしてコーポの一角で怪しげな商売を営む初老の宮地友三(笹野高史)がオーナーなのだが、出て来る登場人物たちが誰もかれも愛おしい。彼らが暮らすのは、大阪の下町にある安アパート『コーポ』。ある日、コーポの住人・山口が首を吊って死んでいるのを宮地が発見する。一同は警察へ連絡する一方、山口が拾ってきた家電で埋め尽くされた部屋で欲しいものを見繕う。石田は、山口が自殺を図る前日に金を借りに来たのを断ったと話し、少しでも貸していたら死なずに済んだのだろうかと悲嘆に暮れる。ユリたちが石田を慰めていると、恵美子(藤原しおり)がやってきて、石田にタバコの交換を持ち掛ける。どうやら山口の借金を断っていたのは、石田だけではなかったようだ。六畳一間の安アパートで繰り広げられる物語は実にリアルで生々しい。

 同名漫画を実写化した物語はさながら高橋留美子の『めぞん一刻』の雰囲気すら醸す。馬場ふみかはこのコーポの主であり、住人たちを繋ぐ接着剤であることは間違いないのだが、彼女にも一生ついて回るような烈しい業が横たわる。住人たちはみな不器用で、どこか屈折している。牧歌的にも見えるが、群れてもいない。だが互いを思いやる様子には昭和の風情が漂う。山口が死ぬ前に集めた家電は、ゴミ屋敷に住む独居老人にも似た精神の不在を物質で補ったかに見える。後半、貧困に喘ぐ登場人物たちがあてにしていた家電を山口の息子が引き取りに来る。住人たちは一致団結してその場を取り繕い、家電をトラックに詰め込む。山口の息子が置いて行った心付けで取った寿司を囲み、コーポの玄関先で奇跡のようなさりげない宴会が始まる。常に精神が安定したかに見えた馬場ふみかが母(片岡礼子)と会った際に突然取り乱す辺りが地味ながらとにかく秀逸で私は今作を気に入った。コーポの住人たちの抑制の効いた演技がとにかく素晴らしく、中でも笹野高史のさりげない芝居には彼が21世紀に重宝される理由がわかった。

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