記録です。
憧れのダッフルコートとそれがもたらした実際とのギャップの普遍性がグサグサくる。ユニフォーミティ的な最大の契機がサンタクロースであるのだろうけれど、父親に関する出自の偽装であったり、外の世界との接触におけるペルソナの設定を常日頃から行い柔軟に利潤を得てきた器用さの中で「フランス」での景色は内なる何か（青い目）の気づきの一歩であったように感じた。『わるい仲間』でもそうであったけれど、作品外へと派生していくものが芽生えるギリギリのところで映画を打ち止めするのが良い余韻になってる感じがする。帰る帰らない問答の行きつ戻りつは『わるい仲間』の左右切り替えみたいな楽しさがあったし、あの女性との画面外との会話は正直かなり驚いた。どっちにしても帰るはずの女性はなかなか帰らない😂
