キム・ヨンジュン監督、シン・ヒョンジュン、キム・ヒソン主演。
原題は「飛天舞（ピチョンム）」
コミック原作の韓国版武侠映画。
高麗族ユ家に伝わる秘伝書・飛天神記を狙い、モンゴル族はユ家を襲う。
臣下のグァンジョンによって救われたユ家の生き残りジナは甥として育てられる。
幼き日に知り合ったソルリと恋仲になるも、モンゴル族のタルガ将軍の妾の子であるソルリとは許されぬ恋であった。
秘伝書・飛天神記をめぐり、高麗族、モンゴル、漢民族の三つ巴の愛憎劇。
完全にアクションは香港に影響受けていて、ワイヤーワークとスタイリッシュなカメラ、ド派手な剣戟エフェクトと見応えがある。
韓国で公開された2000年当時、まだ韓流という言葉も無かった頃だと思う。今とは雲泥の差で情報も少なかった。※冬ソナが2002年
どうしても観たくてVCDを輸入、ノー中文字幕の韓国語音声で頑張った記憶。
日本公開なんてされないだろうと思っていたら3年後に公開され劇場にも観に行った。
主演のシン・ヒョンジュンは背が高く武侠アクションが様になる。
哀愁帯びた目と濃い顔ｗ、そしてちょっとサイコ感があるのは異色な主人公に見えた。
恋敵のジュングァン役チョン・ジニョンはちょっとユンピョウに似ていて（あくまで個人的見解）、韓国人の名前覚えられないのでユンピョウとして見てたｗ
ヒロインは絶世の美女キム・ヒソン。秘伝書と美女の奪い合いという意味では説得力あるキャスティング。
コミック原作とあって王道の少女漫画的展開が繰り広げられ、少しくさい展開だが王道故に面白い。
武侠映画版ロミオとジュリエットでもあり、男女ともに受け入れられる要素があると思う。
