映画大好きそーやさん

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版の映画大好きそーやさんのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

今や巨匠の域にすら到達した、クエンティン・タランティーノの長編初監督作品!
もう言わずもがな最高でした。
予算が少ないことはルックなどを見れば一目瞭然ですが、にも関わらずとにかくクールで面白かったです。
長い長い会話劇からグッと物語に引き寄せられて、気付けばキャラクターたちの個性や、緻密なストーリーテリングに魅了され、99分間があっという間に過ぎ去っていきました。
映画館で観られたことは何より幸せでしたね。何度アマプラで観てしまおうかと考えたか分かりませんが、観なくて正解だったと思います。
倉庫が起点となって物語が進行していくのも、工夫に満ちていて楽しめたポイントです。
大音量で流れてくる劇伴の破壊力はどれも凄まじく、抜群にセンスのいい選曲が刺さりに刺さりました!
特に耳に残ったのは、ベタ過ぎますが冒頭の皆して横並びになって歩くシークエンスで流れた、ジョージ・ベイカーのLittle Green Bagです。面白くなくてすみませんね!
終盤の三つ巴拳銃構えからの発砲場面は迫力ありましたし、映画のクライマックスとして格好良すぎました。
どこを切り取っても高い評価をせざるを得ない、文句のない名作でした!