映画大好きそーやさん

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出の映画大好きそーやさんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

100年の歩みとこれから。
僅か9分ほどの尺なのですが、ディズニースタジオ100年分の歩みがギュッと詰まっていて、大満足のショートフィルムでした。
すべてを観てきた訳ではない私ですら知っているキャラクターのオンパレードで、どれだけ多くの素敵な作品を作ってきたのかと、驚愕させられると共に、改めてディズニーの強さを思い知らされました。
アニメーションの豊かな彩り、魂の共鳴を、実写を交えて描いていく手法は、現実世界とアニメーション世界における感動を地続きとして捉えていることを表現しているようで、私たちに寄り添い続けるディズニーの優しさ、作品制作に対する思いを感じ取れた気がしました。
本作を観た誰もが言及していそうですが、やはりミッキーがウォルト・ディズニーの肖像画にかけた言葉が印象的で、ディズニーのこれからの所信表明的に受け取った私は、本当に涙が溢れそうになってしまいました。
時折コメディが挟まれつつ、終盤にもツイストが用意されていて、一つの作品として観ても非常に面白かったです。
このようなテンション感で『ウィッシュ』の方も観られたらと思うばかりの作品でした!