このレビューはネタバレを含みます
むっずかしすぎるよーーーーなんじゃこりゃ
やはり水と炎の魔術師と言うだけあって
身の内が浄化されるような美しいカットの羅列
死ぬ前に見る景色ってこんなふうに自然の輝きが煌々と瞳に焼き付くんだろうな…
これは4Kレストア版で見れてよかった
タルコフスキーって炎の加虐性すら愛おしさと美を見出しているのかな
演説のシーンと蝋燭の長回しから迸るある種の変態性
一体人生何回繰り返したらあのような映画史に残るようなシーンが撮れるのか
つくづく思うのは、タルコフスキーが映像作家として生を全うしてくれて本当に良かったってこと
自然と一体になることを掲げ、焼身自殺することを滑稽とわかりつつ、本気で信じてやりかねなそうだから怖い
あとやっぱり彼の女性哲学と言うか、女性への解像度と美意識がめちゃくちゃ好み
