このレビューはネタバレを含みます
愛すべき全てのモラトリアム人間に。
箸にも棒にも引っかからず
映画や舞台や文学に取り憑かれて
誰かが作ったものに対してあーでもないこーでもないとくっちゃべってるだけの何の生産性もない役にも立たない
生きていていいのかわからない人間は
普通に生きていける人が酸っぱい葡萄で
変に大人びたり馬鹿にしたりして自分のバランスを保ってて
こんな自分が愚かで惨めなことくらい本当はわかってるのに
映画は待っててくれると思ってたけど
そうじゃないんだな
映画も自立しなさいよって言ってるんだなって
バスが来たから思った
観る前から
すっごく刺さるか
同族嫌悪的拒否反応が出るか
どっちかだろうなぁと思ってたけど
微妙に後者だった
あくまで個人的好みによるものだけど
ポストモダニズム理論のような思考が若干ノイズかなぁと。製作年数を鑑みるに仕方ないことではあるけども。必要な要素ではあるけども。
画面が終始めっちゃ可愛い
けどただのファッション映画では立たないアンテナがいくつも立ってた